大リーグは19日(日本時間20日)、13年連続のポストシーズン進出に王手をかけているドジャースの大谷翔平が「1番・指名打者」でジャイアンツ戦に先発し、1―2の五回に今季52号となる逆転3ランを放った。
この日がレギュラーシーズンでの本拠最終登板となるクレイトン・カーショーは、4回と3分の1を投げて2失点だった。
- 大谷翔平に「救援待望論」 ルールに限界も ロバーツ監督の考えは?
ドジャースタジアムはプレーオフさながらの熱気に包まれていた。球団一筋18年の左腕カーショーを本拠で見られる最後の機会になるかもしれない一戦。超満員のファンは、カーショーがストライクをとる度に大歓声を送った。
カーショーは苦しみながらも最少失点で試合を壊さない。毎回奪三振で要所を締め、五回途中2失点でマウンドを降りた。
この時点でドジャースは1点を追いかけていた。球団史を彩る大投手の晴れの舞台に黒星をつけるわけにはいかない。打ったのは、大谷だった。
五回2死一、二塁で打席に。マウンドには2021年のサイ・ヤング賞投手、左腕のロビー・レイ。1球ごとに雄たけびを上げながら、全球直球勝負を大谷に挑んできた。
5球目。外角いっぱい高めの約154キロを逆方向にはじき返す。左手の押し込みが効いていた分だけ打球は伸びた。
左翼席に飛び込む逆転3ラン。
本拠を沸かせる一発で、3年連続の最多本塁打争いで首位カイル・シュワバー(フィリーズ)に1本差まで迫った。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。