ミラノ・コルティナオリンピックのショートトラックの出場枠は、10月と11月のワールドツアーの成績で決まります。
この大会の日本代表選手を決める最後の選考会が、20日と21日、長野県南牧村で開かれ、20日は男女の500メートルと1500メートルが行われました。
このうち、男子1500メートル決勝には9月の全日本距離別選手権で3冠を達成し、オリンピック2大会連続出場を目指す宮田選手が出場しました。
宮田選手は2番手で迎えた残り1周、持ち味のスピードを生かしたスパートで追い上げて、最後は足を前に出して接戦を制し、優勝しました。
タイムは2分18秒797で2位との差は0秒023でした。
宮田選手は500メートルでは終始トップを譲らずに優勝し2種目を制しました。
女子でもオリンピック初出場を目指す中島未莉選手が500メートルと1500メートルを制しました。
代表選手は21日の1000メートルの結果などを踏まえて決まります。
宮田将吾「差し切れてよかった」
宮田将吾選手は競り合いとなった1500メートルについて「いいポジションから最後に仕掛けようと思っていたので、中盤の位置取りを意識していた。最後は苦しかったけれど、差し切れてよかった」と笑顔で振り返りました。
そのうえで「オリンピックで金メダルを取るために練習してきたし、練習してきたからこそ今回のように結果を出すことができたと思う。あしたも優勝して国際大会でもメダルを取れるようにしていきたい」と話していました。
中島未莉「1500mは得意種目 トップ守れてよかった」
中島未莉選手は「1500メートルは得意種目という認識なので、トップの座を守ることができてよかった。500メートルは得意ではなく不安があったが、こちらも優勝できてすごくうれしい」と笑顔で話しました。
そのうえで全日本距離別選手権で優勝を逃した1000メートルの21日のレースに向けて「今までの練習の成果を出すことができたし、スピードも出てきたので世界との差が少しは縮まってきていると思う。まずは1000メートルでリベンジしたい」と意気込みを話しました。
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