第1試合

第1試合は、大会連覇を目指す京都国際高校と山梨学院が対戦します。

京都国際は、去年の大会で初優勝に貢献した左投げのエース、西村一毅投手が存在感を示しています。

初戦の中で屈指の好カードとして注目を集めた群馬の高崎健康福祉大高崎高校との2回戦では、相手の強力打線を3点に抑えて160球の完投、続く3回戦では6回から好リリーフを見せ、逆転勝利を呼び込みました。

山梨学院は3回戦で4番の横山悠選手が3安打2打点と活躍するなど強力打線が先発全員の17安打で14得点をあげ、夏の甲子園では初めてとなるベスト8に進出しました。

京都国際の好投手、西村投手と好調の山梨学院打線の対戦から目が離せません。

第2試合

第2試合は東京勢どうしの対決となり、去年夏の準優勝校、東東京の関東第一高校と西東京の日大三高が顔を合わせます。

関東第一はエースの坂本慎太郎投手を中心とした堅い守りで、地方大会からの9試合すべてを1点以内に抑えています。

初戦の2回戦は坂本投手が133球を投げて1失点完投。続く3回戦では石田暖瀬投手と坂本投手の継投で1失点に抑えました。

日大三高は伝統の強力打線につながりが出てきました。

初戦の2回戦では4番の田中諒選手がホームランを含む2安打2打点の活躍を見せ、3回戦では、2回戦でノーヒットだった5番以降が9安打と奮起し、チーム全体で15安打9得点を挙げました。

投手陣を中心とした堅い守りの関東第一と、切れ目のなく攻める強力打線の日大三高のどちらが東京勢どうしの試合を制するのか注目です。

第3試合

第3試合は県立岐阜商業と春夏連覇を目指す神奈川の横浜高校が対戦します。

公立で唯一勝ち残っている県立岐阜商業は、2年生エースの柴田蒼亮投手が1回戦と2回戦で完投し、3回戦は6回途中からリリーフし、2アウト満塁のピンチを切り抜け、最後まで無失点に抑えました。

打線もしぶとく3試合のうち2試合が逆転勝ちと勝負強さが光ります。

横浜高校は3試合でわずか1失点。特に、2年生の織田翔希投手が2試合で完封勝利を挙げ、いまだ無失点と抜群の安定感を誇ります。

打線も3回戦で3番・キャプテンの阿部葉太選手など中軸の3人にタイムリーが出て調子を上げています。

県立岐阜商業の柴田投手、横浜の織田投手がともに2試合で完投している中、投手起用も試合のカギを握りそうです。

第4試合

第4試合は沖縄尚学高校と兵庫の東洋大姫路高校が対戦します。

沖縄尚学はここまで3試合でエラーはわずか1つ、失点3と堅い守りが光ります。

2年生エースの末吉良丞投手は3回戦で延長11回で169球を1人で投げ抜きスタミナも豊富です。同じく2年生の新垣有絃投手も2回戦で先発して好投を見せています。

東洋大姫路は4番の白鳥翔哉真選手が打率5割、3試合で7打点をあげる活躍で抜群の勝負強さを見せて打線を引っ張ります。

3回戦ではバントのミスが目立ち、好投手を擁する沖縄尚学から手堅く1点を奪うための練習にも力を入れてきました。

2年生の投手陣を中心に堅い守りを見せる沖縄尚学と打力の東洋大姫路のどちらが上回るか注目です。

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