全勝対決制す

木瀬部屋の一意は6戦全勝で迎えた秋場所13日目の26日、同じく6戦全勝の秀ノ山部屋の誠雄と対戦しました。

一意は立ち合いから一気に圧力をかけて「寄り切り」で勝って7戦全勝とし、三段目で初めての優勝を果たしました。

一意は大阪市出身の23歳。

身長1メートル85センチ、体重194キロの大きな体格を生かして前に出る相撲が持ち味です。

学生時代は強豪の日大相撲部に所属して、先場所、新入幕を果たした草野と同学年で、国体優勝など大学で6冠と数々のタイトルを獲得し、2024年、木瀬部屋に入門しました。

2024年の名古屋場所で、幕下最下位格付け出しとして初土俵を踏みましたが、右ひざのけがで途中休場し、その後も4場所続けて休場しました。

番付を下げて序ノ口で復帰した2025年の夏場所では7戦全勝で優勝して、先場所も序二段で6勝1敗の好成績を収め、今場所は東の三段目26枚目まで番付を戻していました。

一意は「師匠から引かないように言われたので、それを意識した。立ち合いに集中して前に出られたのでよかった。素直にうれしい」と落ち着いた表情で語りました。

一意は8月、父親を亡くしたということで、「いちばんの供養になったと思う」と話し、「来場所もけがなく終えたい」と今後の意気込みを述べました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。