【ソウル共同】国際パラリンピック委員会(IPC)は27日、ウクライナに侵攻したロシアと同盟国ベラルーシの国内パラリンピック委員会(NPC)に対する資格停止処分を、全面的に解除すると発表した。韓国・ソウルで同日開かれた総会で決めた。IPCのパーソンズ会長は共同通信の取材に、来年3月のミラノ・コルティナ冬季パラリンピックでは「国としての出場が可能になる」と説明した。国旗や国歌の使用も制限しない。
各競技の国際統括団体が定めた基準を満たし、出場権を得ることが前提になる。英BBC放送(電子版)によると、冬季パラで実施される6競技の統括団体は、両国勢を資格停止にしており、今後は各団体の対応が焦点になる。
来年2月の冬季五輪でのロシア、ベラルーシ勢は国旗や国歌を使用しない中立選手としてのみ参加が認められ、パラと五輪で対応が分かれる形となった。五輪では既にフィギュアスケートの選手が出場権を得ている。
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