大リーグは28日、全チームがレギュラーシーズンの最終戦を行い、ドジャースは、相手の本拠地シアトルでマリナーズと対戦しました。
ホームラン王争いでトップを2本差で追う大谷選手は1番・指名打者で先発出場しました。
1回の第1打席は変化球をライトへ引っ張って今シーズン25本目のツーベースヒットとしました。
3回は先頭バッターで第2打席に立ちここも変化球をライトへ運び2打席連続ヒットとし、4回の第3打席は空振りの三振に倒れました。
そして7回の第4打席、高めのストレートを完璧に捉えた当たりは、センターへの今シーズン55号のソロホームランとなり、去年マークした54本を上回って自己最多を更新しました。
打球速度が176.2キロ、飛距離は125.5メートルの豪快な1打でホームラン王争いでもトップに1本差に迫りました。

大谷選手は9回2アウトランナーなしでレギュラーシーズン最後の打席に立ちホームランが出ればトップに並ぶ場面でしたが、フルカウントから空振りの三振に倒れ3年連続のホームラン王にはあと1本及びませんでした。
大谷選手は最終戦で5打数3安打1打点と活躍し、今シーズンの打率が2割8分2厘、ホームラン「55」本、打点が「102」、盗塁は「20」となりました。
ドジャースはこの試合、今シーズンかぎりで引退するカーショー投手が先発マウンドに上がり6回途中を無失点と好投して11勝目をあげ、試合は6対1で勝って5連勝でポストシーズンに向けて弾みをつけました。
大谷 “いい感覚でポストシーズン迎えられる”

大谷選手は試合後にグラウンドで中継のインタビューに応じ、自己最多を更新する55号ホームランについて「それだけ打てればチームが勝つ確率が上がると思うし、自分のベストを更新できたのはいいことだ。切り替えてまたポストシーズンを頑張りたい」と話しました。
この試合では最終打席でホームランを打てばホームラン王に並び、スリーベースヒットを打てばサイクルヒット達成という状況でしたが、大谷選手は「特に何も考えてはいなくて、いい感覚を持って終わりたいと思っていた。そういう意味ではいい感覚でポストシーズンを迎えられると思う」と話し、自身の調子に手応えを感じている様子でした。
そして、ワールドシリーズ連覇を目指す今後の戦いに向けては、「この3連戦もすばらしい戦いだったし、この勢いをぶつけてチーム一丸で最後の最後まで戦いたい」と意気込みを話しました。
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