夏の甲子園は19日、いよいよ準々決勝です。そのうち4校で2年生投手が活躍。中でも、今大会注目のピッチャーを紹介します。
山梨学院・菰田陽生 注目は「体の使い方」
山梨学院の菰田陽生(2年)19日の第1試合、京都国際×山梨学院。松坂大輔さんが注目する2年生が、山梨学院の菰田陽生投手です。
松坂さん「ゲームを支配しているような雰囲気が菰田くんにはあった」
身長194センチ体重100キロ。恵まれた体格はプロ野球球団だけでなく、なんとプロレス団体も注目しているといいます。
しっかりとしたゲームプランを長身から繰り出す角度のあるストレートを武器にここまで1失点。実は2年生ながらしっかりとしたゲームプランを持っていました。
菰田投手「2ストライクまでは相手を打ち取るって気持ちで投げて、2ストライクになったら三振を取りにいく」(3回戦vs岡山学芸館 16日)
それを表すのが、16日の3回戦・岡山学芸館戦の3回ウラ。球速をセーブしたストレートで追い込むと、最後は150キロのストレートで空振り三振を奪いました。
松坂大輔さん松坂さんが注目したのは「体の使い方」です。
松坂さん「190センチ以上身長があるんですけど、非常に体の使い方がうまい。大きい選手は長い手足をコンパクトに使うことができない選手が多いなかで、(菰田投手は)しなやかさも兼ね備えている」 「勝ちにこだわって投げていきたい」
去年の夏王者・京都国際との決戦を前に、18日に練習を行いました。
菰田投手「自分のピッチングをすることが一番だと思う。勝ちにこだわって投げていきたい」 広告 県岐阜商・柴田蒼亮と横浜・織田翔希に注目
県岐阜商・柴田蒼亮と横浜・織田翔希に注目
第3試合は、2年生エースの対決に注目です。
県立岐阜商業の柴田蒼亮投手は、2試合で完投勝利。松坂さんのイチオシポイントは、果敢にインコースを突く投球スタイル。投げ切る技術と強いメンタルに太鼓判を押しています。
対するは松坂さんの母校、横浜の2年生・織田翔希投手。3試合を投げ、いまだ無失点と絶好調。綾羽との2回戦では、初球からいきなり自己最速タイの152キロをマークしました。
「力を入れたい時にタイミングが合っていた」 松坂さん「力を入れたい時にタイミングが合っていた。その通りのボールが出ていたと思う。2回戦はいい精神状態でマウンドに上がれた。表情もリラックスしていた」
沖縄尚学・末吉良丞「自分は自分の持ち味が」
沖縄尚学の末吉良丞(2年)第4試合に登場する2年生エースは、沖縄尚学の末吉良丞投手。1回戦ではストレートを武器に、14奪三振で完封勝利。
さらに、17日の3回戦でも12奪三振をマーク。延長11回を169球、1人で投げ抜きました。
沖縄尚学・比嘉公也監督一夜明けた18日は、20球のキャッチボールで調整。末吉投手のピッチングについて、比嘉公也監督はこう話します。
「ストレートの強さ・速さだけじゃなくて重み。重いストレートというのは他のピッチャーとは違う」 末吉投手「同学年に山梨学院の菰田投手、横浜の織田投手がいるが、彼らは彼らなりの持ち味がある。自分は自分の持ち味があると思うので、同学年というのは強い意識はなく、一番は自分のやるべきことをしっかりやることが目標」
(「報道ステーション」2025年8月18日放送分より)
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