ナショナルリーグの中部地区2位のカブスと、西部地区2位のパドレスは30日から始まるワイルドカードシリーズで対戦し、先に2勝したチームがブルワーズとの地区シリーズに進みます。

試合はレギュラーシーズンの勝率で上回ったカブスの本拠地、シカゴのリグレーフィールドで行われ、29日は両チームが練習と前日会見に臨みました。

注目の第1戦の先発には、カブスが今シーズン14勝をあげた左腕のボイド投手、パドレスが13勝のピベッタ投手を起用すると発表し、ともにチームトップの勝ち星をあげた投手どうしの顔合わせとなりました。

そして、パドレスのシルト監督は、第2戦には160キロを超えるストレートが持ち味のシース投手、第3戦にもつれた場合は39歳のダルビッシュ投手を起用すると明らかにしました。

一方、カブスのカウンセル監督は第2戦で今永投手を起用するか聞かれると「第1戦が終わってから発表する」と話すにとどめました。

今永投手は今シーズン、パドレス戦で2試合に先発し、12回と3分の1イニングを投げて防御率0.73と結果を残しています。

両チームがポストシーズンで対戦するのは1984年のリーグ優勝決定シリーズ以来2回目で、その時は3勝2敗でパドレスが球団創設以来、初のワールドシリーズに進みました。

パドレスは3試合制のワイルドカードシリーズには過去3回出場して負けたことがなく、一方のカブスも勝率6割1分7厘と相性のよい本拠地での開催となるだけに負けられないところです。

試合はすべてデーゲームで行われ、NHKでは第1戦を日本時間の10月1日午前4時からBSで放送します。

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