原口選手は、埼玉県出身の33歳で、2010年、ドラフト6位で阪神に入団しました。
2019年に大腸がんを公表し、手術を受けたあと抗がん剤治療と地道なリハビリを続けて1軍復帰を果たしました。
その後も勝負強いバッティングを持ち味に活躍し、おととしは主に代打の切り札として38年ぶりの日本一に貢献しました。

原口選手は30日、兵庫県西宮市で現役引退の記者会見を行い、引退を決断した理由について「自分の思うような結果が出ないということがいちばん」と説明しました。
そして、「けがや手術を経験している中でも球団が契約してくれたのはすごく大きい。大好きな野球を続けて、なんとか優勝に貢献したいという気持ちで志高くやっていました。自分の力以上のものが出せたのは、ファンの皆様の応援がたくさんあったおかげです」と目に涙を浮かべながら感謝を伝えました。

会見の最後には、岩崎優投手や梅野隆太郎選手など同学年の選手たちと抱き合って16年間の現役生活をかみしめていました。
球団は10月2日、甲子園球場でヤクルトとのレギュラーシーズン最終戦のあとに引退セレモニーを行う予定です。
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