田中将大がプロ入団時と大リーグから日本球界に復帰した際に計11シーズン在籍した東北楽天ゴールデンイーグルス。

 日米通算200勝の快挙に、古巣の選手も球団を通じて喜びの談話を寄せた。

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 球団唯一のリーグ優勝と日本一を達成した2013年、ルーキーだった則本昂大は「僕が入団した時からその背中を追いかけ、田中さんの気迫と冷静さを併せ持ったピッチングにエースのあり方を学ばせていただきました。メジャーに行かれたあとも一緒に自主トレをやらせていただくなど、僕にとってずっと憧れの存在です。これからも気迫あふれるピッチングで勝ち星を積み重ねていってください」。

 今年5月、通算2千安打を達成した浅村栄斗は「田中さんとは4年間一緒にやらせていただきましたけど、対戦相手としての印象が強く、対峙(たいじ)した時のマウンド上での圧倒的な存在感は半端なかったです。イーグルスが初優勝を決めた時の、あの打席から見た田中さんのあの表情、まっすぐは今も頭に焼き付いています」

 8月26日の試合で通算170勝目を挙げた40歳の岸孝之は「将大の野球に対する姿勢や考え方などたくさんの刺激を受けました。けがなどもあり、達成まで時間がかかりましたけど、『こんなもんじゃないぞ、田中将大』というピッチングをこれからも続けてほしいです」と感慨深げだ。

 現役時代、歓喜の日本一をともに味わった銀次さん(現・球団アンバサダー)は「将大、200勝おめでとうございます。チームは変わりましたが、ずっと気にして応援していました。イーグルスでともに戦い、(東日本大)震災を乗り越え、13年には将大の24勝0敗という今後100年は抜かれない大記録もあり悲願の日本一になりました。将大と一緒に野球ができたことが自分の野球人生において最高の時間です。まだまだ、これから!」と、さらなる活躍へエールを送った。

写真・図版
自主トレで一緒にランニングするヤンキース時代の田中将大(右)と楽天の則本昂大=2015年

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