■MLB ナ・リーグワイルドカードシリーズ1回戦 ドジャース 10-5 レッズ(日本時間1日、ドジャー・スタジアム)
ドジャースの大谷翔平(31)が本拠地でのレッズ戦に“1番・DH”で出場し、プレーオフ初の1試合2本塁打を放つなど5打数2安打3打点の活躍。ド軍は5本の本塁打を含む15安打10得点の大勝を飾った。2年連続のワールドシリーズ制覇に向け、まずはプレーオフ初戦に勝利した。
試合は初回、大谷に先頭打者アーチが飛び出すと3回にも2本の本塁打で4点を加えリードを広げた。5回にはT.ヘルナンデスが2打席連続のソロを放ち6ー0。さらに6回、大谷にもこの試合2本目となる2ランが飛び出し8得点目を挙げた。投げてはサイ・ヤング賞を2度受賞している先発のB.スネル(32)が7回2失点の快投。リリーフ陣は制球が乱れ8回に3点を失うもリードを守った。
相手はワイルドカード最後の枠を掴み取ったレッズ。今季のレギュラーシーズンでは5勝1敗とドジャースが大きく勝ち越している。ワイルドカードシリーズは2勝先取の短期決戦で翌日の試合にも勝利すればディビジョンシリーズに進出が決まる。
1回、先頭の大谷はレッズの先発・H.グリーンに対し2ボール1ストライクからの4球目、フォーシームを捉えるといきなりライトへの本塁打に。打球速度189.4キロの弾丸ライナーで先制点を挙げた。ドジャースの先発のスネルは2回まで三者凡退に抑える快投。1点リードで2回裏、大谷の第2打席は見逃し三振に倒れた。
3回裏には1死走者無しから連続四球でチャンスを作るとT.ヘルナンデスにレフトへの3ラン本塁打、さらに続くT.エドマン(30)の打球もライトスタンドに飛び込むソロ本塁打となり5ー0と突き放した。
中盤に入った4回、大谷の第3打席はレッズの2人目・S.バーロー(32)に対し空振り三振。ド軍打線は5回、T.ヘルナンデスが2打席連続となるソロ本塁打を放ち6ー0と追加点を挙げた。
6回、レッズの3人目・C.フィリップスに対し2死一塁で迎えた大谷の第4打席はカウント1ー1からの3球目、スイーパーを捉え飛距離138mの特大2ランに。この試合2発目となる大谷の本塁打でドジャースは8ー0と大量リードを奪った。
ここまで毎回三振を奪う好投で無失点に抑えていたスネルだが7回、連続安打を浴び1死一、三塁とピンチを背負うと6番・E.デラクルーズ(23)の遊ゴロ間に1点を失う。続くT.スティーブンソン(29)には適時打を許しこの回2失点。それでもスネルは7回91球を投げ2失点9奪三振の快投でマウンドを降りた。
7回には安打でチャンスを作ると2点を挙げたドジャース。8点リードのまま8回、A.ベシア(29)が1死一、二塁と走者を背負うと代わった3人目・E.エンリケス(23)が連続四球で押し出し。さらに適時打を浴び10ー4と点差を縮められた。満塁のピンチは続き、ドジャースは4人目・J.ドライヤー(26)が登板したが押し出しで5点目を失った。
5点リードに変わったドジャースだが、9回はB.トライネン(37)が締めて、初戦を白星で飾った。
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