ドラゴンズは今年もBクラスなんですが、観客動員数が過去最多になっています。
10月1日、シーズン最終戦を迎える中日ドラゴンズ。4年ぶりに最下位を脱出したものの、今季は4位が確定していて、13年連続でクライマックスシリーズ進出を逃しました。


ところが、今年はドラゴンズ主催試合の観客動員数が、実は過去最多の約252万人。
(ファン)
「最初からは見られないけど、仕事が終わってすぐ電車に乗って、午後6時半くらいに(球場に)着いて試合を見る」
「松山晋也投手が載っているタオルを10枚ぐらい一気に買っちゃう」


さらに、今年の沖縄キャンプではこんな話も…
Q.キャンプ初日のグッズの売り上げ、去年と比べてどうですか?
「約1.8倍でした。ことしは本当に誰(のグッズ)が売れてもおかしくない」

大谷翔平選手のようなスター選手がいるというわけではありませんが、ファンが高い熱量で様々な選手を推す現象も。なぜ今、ドラゴンズがファンの心を掴んでいるのか。
観客動員数 第1位は…阪神甲子園球場の98.3%
(若狭敬一アナウンサー)
まずは、具体的な数字を見ていきましょう。


アンケートを徹底的に分析「自由記述欄」の声拾う
この背景には、仕掛け人がいるんです。中日ドラゴンズ常務取締役 事業本部長 壁谷浩和さんにお話を聞きました。どのようにして改革を進めたのでしょうか。
一番は「お客様目線を重視」ということで、アンケートを徹底的に分析しました。とにかく自由記述欄の声を拾ったそうです。さらに全国視察も行ったと。

長年かけて、まずはハード面を充実させたのが大きいんですね。さらに近年は、ソフト面も変わってきています。
2022年、立浪ドラゴンズになり、若手選手さらには地元選手が増えました。こうすることによって、ライトな若いファンが応援したくなる同世代の選手が増え、いわば“推し活”しやすいチームに生まれ変わっていたんですね。
さらに壁谷本部長も話していましたが、高揚感を味わえる球場演出も年々増えていると。音楽ライブに近い感覚、例えば得点圏でチャンステーマをみんなで歌って盛り上がるような空間になっているということで、ハードが充実し、その後ソフトが変わって、今の時代にマッチしているから、観客動員は増えたということでした。あとは勝つだけです!!

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