■MLB ナ・リーグWCS第3戦 カブス 3ー1 パドレス(日本時間3日、リグリー・フィールド)
カブスがワイルドカードシリーズ(WCS)第3戦の大一番を制し、2勝1敗で地区シリーズ進出を決めた。
2回に鈴木誠也(31)が二塁打を放つなど、パドレス先発のダルビッシュ有(39)を攻略し先制。さらに押し出し四球で2点目、7回はM.ブッシュがソロ本塁打を放った。9回に1点を返されたが、リードを守り切り3-1で勝利を飾った。
5年ぶりのプレーオフ(PO)進出となったカブスは、リーグチャンピオンシップシリーズまで進んだ2017年以来、8年ぶりの地区シリーズへ。5日から中地区優勝のブリュワーズとの戦いに挑む。
両チームはレギュラーシーズン6試合で3勝3敗と五分。第1戦は鈴木がプレーオフ1号を放つなど、カブスが3対1で先勝。前日の第2戦は今永昇太(32)がメジャー初の中継ぎ登板に挑むも、M.マチャドに2ランを浴びるなどほろ苦いPO初登板に。0対3でカブスが敗れ勝負の第3戦を迎えた。
この日は0-0の2回、カブス打線はK.タッカーがヒットで出塁すると、“5番・ライト”で先発した鈴木が三塁線を破る二塁打で無死二・三塁に。ここでC.ケリーが死球で無死満塁のチャンスを迎えると、P.クルーアームストロングがセンター前に先制タイムリー。ダルビッシュはメジャー最短の1回0/3(21球)でマウンドを降りた。
今季11勝の先発J.タイオンは、4回まで2安打無失点の好投。打線は毎回ヒットでチャンスを作るも、3回以降は無得点が続いた。投手陣は5回から継投に入り、2死一塁でC.シールバーから“新守護神”D.パレンシアに代わると、二塁打を浴び二・三塁のピンチを招いたがタティースJrを右飛で抑えた。6回を無失点で切り抜けたパレンシアは7回もマウンドへ。だがボガーツにヒットを許して交代。D.ポメランツ、8回のB.ケラーも得点圏にランナーを背負ったが無失点リレー。
ケラーは9回も続投し、先頭のJ.メリルにソロ本塁打を浴び1点を返された。続くボガーツを三振に仕留めたが、2者連続の死球で1死一・二塁のピンチに。ここでA.キットレッジがマウンドに向かい、重圧のかかる中の登板となったが、何とかリードを守り切ってゲームセット。本拠地は割れんばかりの歓声が響き、大フィーバー。鈴木は4打数1安打1得点で勝利に貢献。3戦連続で長打をマークし、好調をキープして地区シリーズに臨む。
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