■MLB ア・リーグワイルドカードシリーズ3回戦 ヤンキース 4-0 Rソックス(日本時間3日、ヤンキー・スタジアム)
ヤンキースが本拠地で行われたレッドソックス戦に勝利し、地区シリーズ進出を決めた。試合は4回、A.ロサリオ(29)が先制タイムリーを放つなど一挙4得点とリードを奪う。投げてはC.シュリットラー(24)が自己最長の8回107球を投げ、被安打5、無四死球、自己最多の12奪三振、無失点の快投で打線に勢いをつけた。
ワイルドカードシリーズ第1戦では逆転負けも、前日の第2戦ではシーソーゲームを制し4ー3で勝利。1勝1敗のタイに持ち込んだ。
第3戦となったこの試合、先発のルーキー、シュリットラーは初回を三者凡退に抑える堂々のプレーオフデビュー。2回には先頭の吉田正尚(32)に左安打を許すもその後は2者連続三振を奪うなど、無失点で切り抜けた。
打線はレッドソックスの先発・C.アーリーに対し4回、C.ベリンジャー(30)が中二塁打、G.スタントン(35)が四球を選び無死一、二塁のチャンスを作った。前日に先制アーチを放ったB.ライス(26)は空振り三振に倒れるも続くロサリオレフトへの適時打が飛び出し先制点を挙げた。さらにJ.チザムJr.(27)が右安打で繋ぐと1死満塁の好機でA.ボルピ(24)ライトへの適時打を放ち2ー0。敵失の間にもう2点を加えこの回4ー0とリードを広げた。
援護点をもらったシュリットラーは5回まで8奪三振無失点に抑える好投でレッドソックス打線に反撃を許さず。試合後半に入った6回には吉田からフォーシームで空振り三振を奪うなど自己最多の10奪三振に到達した。
4点リードのまま自己最長の8回を投げきったシュリットラー。9回は2人目・D.ベドナー(30)がマウンドに上がり無失点に抑え試合終了。リーグ優勝41回、ワールドシリーズ優勝27回の名門ヤンキースが吉田を擁するレッドソックスに第1戦黒星から2連勝を飾り、日本時間5日から始まる地区シリーズ進出を決めた。
また、この試合を終え、各リーグのワイルドカードシリーズが終了。地区シリーズに進出する全8チームが決定した。地区シリーズは5試合制で先に3勝したチームが次のリーグチャンピオンシップシリーズ(LCS)に進出できる。ヤンキースはア・リーグ東地区を制したブルージェイズと対戦する。
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