高校野球、夏の甲子園です。大会3日目の7日は4試合が予定されていましたが、午前の部が雨で中止となりました。この2試合は8日の第3試合と第4試合に組み込まれることになりました。7日に行われた夕方の部2試合はどんな試合になったのでしょうか。
津田学園×叡明 タイブレークの激闘
初出場・埼玉の叡明は延長11回タイブレーク。3番・田口遼平選手(3年)がタイムリーヒットを放ち、三重・津田学園からこの試合初めてのリードを奪います。
そのウラ、1アウト3塁1塁のピンチ。ここをしのげば甲子園初勝利。しかし併殺崩れの間に1点を取られ、6年ぶり初戦突破を目指す津田学園に追いつかれます。
互いに譲らず迎えた12回ウラ。ノーアウト2塁1塁から3塁線へのバントをピッチャー田口選手が一塁へ悪送球。その間に2塁ランナーがサヨナラのホームを踏み、激闘を制したのは津田学園。叡明、甲子園初勝利には届きませんでした。
津田学園が初戦突破 叡明は初勝利ならず この記事の写真は4枚試合を分けた「勝負所のバント」
試合を分けたポイントを、智弁和歌山前監督・高嶋仁さん(79)に伺いました。
智弁和歌山前監督・高嶋仁さん 高嶋さん「延長タイブレークに持ち込んだ場面でのバントの重要性」
延長タイブレークまでもつれたこの試合。12回表、叡明は先頭バッターが送りバントに失敗、無得点に終わってしまいます。
そのウラの津田学園。先頭バッターが、送りバント成功。さらにこの打球処理で相手がエラー、サヨナラにつながっていました。
この他にも、7日の津田学園は、5度試みたすべての送りバントを成功させていました。
試合を分けた「勝負所のバント」 高嶋さん「甲子園で勝ちたかったら絶対必要な作戦です。特に低反発バットになって昔の野球に戻りつつある。プレッシャーがかかった状態でバントができるかどうか、その差が出たと思います」 津田学園3年・伊藤璃空選手 津田学園 伊藤璃空選手(3年)
「きょうはバントのミスもなく、全員一発で送れていたので、そこは次も続けて、バントが決まれば攻撃もリズムよくできると思うので続けていきたいと思います」
(「報道ステーション」2025年8月7日放送分より)
広告鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。