■MLB 地区シリーズ ブルワーズーカブス(日本時間6日、アメリカンファミリー・フィールド)
カブス・今永昇太(32)が7日に会見を行い、第2戦に先発することを発表、「しっかり冷静になって、考えながらやっていきたい」と、負ければ王手をかけられる敵地での先発に気合を入れていた。
カブスは第1戦で中3日のM.ボイド(34)を先発に起用したが、1回持たずに降板、チームも6失点とブルワーズに先勝された。落とせない第2戦の先発にはワイルドカードシリーズでメジャー初の中継ぎ登板を果たした今永を起用することを発表した。
「自分の今までやってきたことしか、その場で発揮できないですし、できてないことが急にできるわけではないなと感じたので、やってきた準備を丁寧にやってそれを後は試合で実行するだけだと思います」とコメント。
リーグ最高勝率のブルワーズについては「すべての打者が自分のやるべきことを理解しているのがミルウォーキーの打線。昨日(第1戦)もすごくつながりがあったので、ああいう風なことが起こるのがミルウォーキーの打線なので、しっかりとアウトをひとつひとつ積み重ねていくだと思います」と話し、敵地での登板には「雰囲気に飲まれてしまうこともあると思いますが、それが別に悪いわけでもないので、その時にしっかり冷静になって、この時はこうしなきゃいけないと考えながらやっていきたいと思います」と冷静に語った。
「今この場所にいる時点で、自信を持っていいし、胸を張っていいと思うので、何があっても胸を張ってリグレーに帰ることができたらいいんじゃないかと思います」とプレーオフ初先発に闘志を燃やしていた。
第2戦を今永に託したC.カウンセル監督(55)は「彼は競争心のある選手、頭脳派の競争者でもある。そしてマウンド上では楽しさを持って投げるタイプ。それでいて非常に高いレベルで競っている。でも、実際には激しく闘う選手だ。彼はどうやって打者を抑えるか、どうすればもっと良くなれるかを常に考えている。彼の戦う姿を見るのは本当に楽しいよ。間違いなくそう言える」と信頼を寄せていた。
一方、今季今永と3度対戦しているブルワーズのP.マーフィー監督(66)は「彼はいい投手だ。速球は掲示板に出る数字より体感で速く感じる。いい変化球(ブレーキング、スプリット)もある。性格もいいんじゃないか。ゲームマンみたいな」と技術に加え、人間性も褒めていた。
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