■第79回国民スポーツ大会 成年男子走高跳決勝(6日、滋賀県彦根市・平和堂HATOスタジアム)

国民スポーツ大会の成年男子走高跳決勝に、東京世界陸上代表の赤松諒一(30、SEIBU PRINCE)、瀬古優斗(27、FAAS)、真野友博(29、九電工)の3人が揃って出場した。

世界陸上では惜しくも予選敗退となった真野は2m15から登場し、2m20、2m23、2m26、2m29と全て1回目で成功し、自身の持つ大会記録(2m28)を更新しての大会制覇となった。

世界陸上8位入賞の赤松は2m20を1回で成功させると、2m23、2m26をパス。2m29は1回目を失敗したが、2回目で成功させた。2m29を跳んだのは、赤松と真野のみ。バーの高さは2m32に上がり、2人の一騎打ちとなった。赤松は観客に手拍子を求めて挑んだ1回目は失敗。その後試技を終了したため、この時点で真野の優勝が決まった。真野は3回ともチャレンジしたが、成功はかなわなかった。

地元・滋賀の瀬古は2m15まで1回で成功すると、2m20は3回目の跳躍で成功。2m23も3回目で成功すると、雄叫びをあげて会場を煽った。2m26を跳び2m29では観客に手拍子を求めて挑んだが、3回とも失敗に終わった。それでも場内からは暖かい拍手が送られた瀬古は、手を振り一礼し声援に応えた。


*写真は東京世界陸上の真野友博選手

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