■第79回国民スポーツ大会 成年少年男女混合4×400mリレー予選(6日、滋賀県彦根市・平和堂HATOスタジアム)

成年少年男女混合4×400m予選4組に、女子800mの日本記録保持者である久保凛(17、東大阪大敬愛高)がエントリーされ、大阪府代表のアンカー(4走)を務めた。

久保が混合マイルリレーに出場するのは初めて。大阪代表は、序盤で出遅れたものの、6位でバトンを受けた3走の東京世界陸上代表の林申雅(21、筑波大)が、順位を2位まであげてアンカーの久保に繋いだ。久保は1位、長野の後ろにピタリとつけて追走。最終コーナーを回って、最後の直線に入った所でギアを上げ、残り50mで逆転し1着でフィニッシュした。3走、4走の“世界陸上代表コンビ”が力走を見せ、3分20秒04のタイムで大阪代表を決勝進出へと導いた。

久保は4日に行われた少年女子A800m決勝に出場し、2分01秒72の大会新記録で連覇を達成したばかり。800mや1500mの印象が強い久保だが、今年4月19日、大阪高等学校春季地区別記録会の400mタイムレースに出場。シーズン序盤にも関わらず、久保は自己ベストの54秒68をマークし、昨年の5月に記録した55秒04を0秒36上回った。このタイムは、昨年7月にインターハイの優勝記録である54秒89(畠山このみ)よりも速く、400mでも好タイムを記録している。

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