いよいよ開幕したBリーグ。琉球ゴールデンキングスは戦力補強に成功し、3年ぶりのリーグ優勝を目指しますが、ホームに横浜を迎えた開幕ゲームはまさかの連敗となりました。

来年秋からの新リーグ「Bプレミア」開幕を前に、最後のBリーグ王者を目指す新シーズン。キングスは3年ぶりの歓喜を目指し、ホームでスタートを切ります。

【第1戦】
試合開始第1クォーター。キングスの今季初得点は、チーム14年目の岸本隆一が代名詞のスリーを沈めると、今季もWキャプテンを務める2人が躍動。ヴィック・ローのアタックに、小野寺祥太のスリーで、リードを広げます。

しかし、ミスからボールを失うターンオーバーが目立ち流れを失うと、横浜はエース・安藤誓哉の活躍で、逆転。

流れを変えようと、キングスは昨季の新人賞・脇真大が持ち前のアタックで得点を重ねて再びリードを奪い、一進一退の攻防に持ち込みます。

キングスはケヴェ・アルマのスリー、ゴール下ではジャック・クーリーが奮闘するも、勝利への執念を見せる横浜が上回り、試合は残り6秒。

キングス2点のビハインド、土壇場で放ったスリーはわずかに届かず。キングスは惜しくも初戦を落とします。

▼岸本隆一選手
「結果は悔しいんですけど。明日(5日)からまたしっかり向上心持って戦って、
今日の負けを意味のあるものにしていきたい」

【第2戦】
しかし続く第2戦も、序盤から横浜ペース。開幕戦を制した勢いそのまま、主導権を握ります。立て直したいキングスは第2クォーター、岸本隆一とヴィック・ローがスリーポイントを沈め9点のビハインドとして試合前半を折り返します。

後半。ホームでの連敗を避けたいキングスは、ホームの歓声を味方にした岸本隆一が2本のスリーで差を詰め、最終第4クォーターには荒川颯、新加入・小針幸也も躍動。逆転アリーナのボルテージを引き上げます。

しかし、最終盤。土壇場で意地を見せる横浜はエースの安藤誓哉が得点。最後の最後に突き放されたキングスは、この日も接戦を落とし、20-21シーズン以来となる、よもやの開幕連敗。波乱のシーズン開幕となりました。

▼桶谷大HC
「本当に悔しい。開幕ホーム連敗という結果になってしまった。もう1回謙虚になって、正しいバスケットが出来るようにまた切り替えてやっていきたい」

キングスは8日、東アジアの頂点を目指すEASL初戦を台湾で戦い、週末はアルバルク東京をホームに迎え、今季全60試合の長丁場での巻き返しを誓います。

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