アウェーだけど「地元」プロバスケのBリーグが開幕し、名古屋出身の富永啓生選手が凱旋デビューしました。
10月4日、IGアリーナで行われた名古屋対北海道の開幕戦。クラブ記録となる1万3000人の観客が特に注目したのが、レバンガ北海道に所属する名古屋市守山区出身の富永啓生選手(24)。


(訪れた名古屋ファン)
「富永選手を目に焼き付けたい」
「『開幕戦であたるのか…』という気持ちが正直ある」
IGアリーナで凱旋デビューとなった富永選手のために、愛知・桜丘高校時代の恩師、江崎悟さんも会場に駆け付けました。
江崎さんは誰よりも早く富永選手のシューターとしての才能に気付き、チームの中心選手として育て上げました。


「タブーとされていたところはあった」
(高校時代の恩師 江崎悟さん)
「(富永選手の起用法は)タブーとされていたところはあった。『あんなに一人の選手にシュートを打たせていいのか?』と言われた。富永選手が中心ですから。4、50点取らせるようにチームを作りましたので」
高校時代から距離も場所も関係ない、ずば抜けたシュート力を武器に富永選手は日本中にその名をとどろかせました。そんな教え子の晴れ舞台を目の前にした江崎さん。

「久しぶりに俺の前で緊張していた」
試合開始早々、Bリーグ初得点を挙げる富永選手。しかし、名古屋の執拗なマークにあい、肝心のスリーポイントシュートが決まりません。
第3クォーター終了間際にようやく決めて会場を沸かせますが、この日はスリーポイントシュート1本の9得点。チームも敗戦し、56対68と、ほろ苦いデビューとなりました。

エースの名に恥じない20得点の活躍を見せ、見事チームを今シーズン初勝利へと導きました!
(富永選手)
「(桜丘高校の)3年間ですごく成長できた。江崎監督が今の自分のようなプレーヤーに育ててくれたので、本当に感謝しかないです。プロの姿のプレーを見せることができてよかった」

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