■MLB 地区シリーズ ブルワーズ7ー3カブス(日本時間7日、アメリカンファミリー・フィールド)
カブス・今永昇太(32)が地区シリーズ第2戦、敵地でのブルワーズ戦に先発、2回2/3、46球を投げて、被安打5、奪三振3、四死球0、失点4(自責点4)。1回に同点スリーラン、3回に勝ち越しソロと2本の本塁打を浴びて降板となった。“4番・ライト”で出場した鈴木誠也(31)は1回、プレーオフ2号となるスリーランを放った。チームは2本のスリーランなどブルワーズの一発攻勢で敗戦、連敗で崖っぷちに立たされた。
試合後、今永は「チームかいい形で3点取ってくれて、自分が試合を台無しにしてしまってすごく自分にフラストレーションがたまっています」と話し、「調子自体はいつも通りですごく安定してましたし、自信を持ってマウンドに上がったんですけど、初回にホームラン打たれて、その後ずっと気持ちを保てなかったというところですね」と振り返った。
レギュラーシーズンから11試合連続被弾となったが、ホームランを打たれる数に関しては「いい球を打たれたりとか、もちろん失投も打たれたりとか、徐々にストライクゾーンに投げるということがちょっと怖くなってしまっている部分があるので、もう一回自信をつけ直す必要があるかと思います」と語った。
降板するときには「投げる前にもっと違うマインドを持たなかったのかとか、もっと低めに投げておけば、高めに投げておけばとか、その反省をしながらマウンドから降りているので、やはりそれを投げる前に気付く、そしてそれを実行する必要がある」と悔しさを滲ませた。
「今、現状は自分がチームの力になれていないので、もう一回チャンスがあるのなら、もう一回信頼を回復するために、結果で示す必要がある」とリベンジを誓った。
先制3ランを放った鈴木誠也(31)は「自分のことっていうよりも、とりあえず先制点出せたっていうことの喜びはありましたけど」と口にし、直後に今永が同点スリーランを浴びて申し訳ない気持ちを語っていたことには「申し訳ないと思うことはないと思いますし、一生懸命やった結果がこうなってしまったんで、それこそ仕方ない。勝ち負けがあるスポーツなので仕方ないとは思うんですけど、あとはしっかり打って、勝って、もう1回投げさせてあげれるような状況を作れれば、次の登板はしっかりやってくれると思う」と信頼していた。
連敗で王手をかけられたが「僕自身やることは変わらないですし、チームみんなで勝とうって思ってやってることっていうのは変わらないんで。現状こうやって負けてしまってますけど、まだ試合はありますし、もちろんあっちが王手になってしまいましたけど、まだまだどうなるかわからないと思うんで、諦めず、戦っていくだけ」とシカゴに戻ってからの逆襲を狙う。
C.カウンセル監督(55)は「シンプルだ。一球ごとに勝つ、一つの瞬間ごとに勝つこと。自分たちのプロセスとルーティンを崩さずに続けること。それだけだ。シカゴでは素晴らしい雰囲気の中でプレーできるだろう」と本拠地での巻き返しを誓った。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。