レギュラーシーズン終了から6日。来シーズンこそチームの中心としての活躍が期待される選手たちがマツダスタジアムで練習をスタートさせました。

新井貴浩監督
来シーズンは始まっていますし、しっかりと秋季練習、秋季キャンプをやっていきたい」

午前10時。若ゴイは宮崎でフェニックスリーグに出場する中、本拠地マツダスタジアムで再始動したのは18人。野手では初めてシーズンを通して1軍に帯同し100試合以上に出場した大盛やピッチャーでは自己最多の6勝を挙げた玉村らの姿がありました。
<投手>大道、森、ケムナ、高橋、塹江、長谷部、鈴木、松本、アドゥワ、玉村、遠藤
<野手>石原、安竹、羽月、林、末包、韮澤、大盛

新井監督が「フィジカルもイチから鍛える」と話しおこなったのはポール間ダッシュ!その後は野手、投手が一緒にノックと、活気ある声が飛び交いました。その中の1人が4年目の森翔平。ことしは初めて開幕ローテーションに入りキャリアハイの7勝をマークしました。

森翔平
「良い面も悪い面も出て勉強になったシーズン。真っ直ぐが良いときが良い結果の試合が多かった。キレのある真っ直ぐを投げられるようにというのと両サイドに投げられるようにしていきたい。今思えばもっとできたと反省することの方が多かったので、来季につなげられるようにこの秋やっていきたい。体もいじめて、精神的にも自分がやってやるぞという気持ちをもって取り組みたい。ランニング量も増えたりするので根性でがんばりたい!」

来シーズンは大瀬良・床田・森下に続く4本柱のポジションを掴みにいきます。

午後からは打撃練習。
1年前の秋はとにかくスイング量にこだわりましたがこの秋は?

新井貴浩監督
「量は継続して(やるのは)普通ですので…こなしていく。あとは。バッティング練習の時はケースバッティングを意識しながらやりたい。バッティング練習は気持ちよく打ちがちですけど、いろんなボールを交えながらより実戦を意識してやっていく」

ランナーがいるケースを想定し、右バッターは右方向へ左バッターは引っ張る打球が目立ちました。

そんな中、この時期にクライマックスシリーズを戦えない悔しさをもって練習に励んでいるのがチームトップの63試合で4番に座った末包です。

末包昇大
「情けないというか、それだけチャンスを与えてもらったが継続して4番に使ってもらえなかったのは実力不足。そこ(4番)をずっと目指さないと自分の価値はない。目指すべき所なので、来季は変えられることなくできるようにやっていきたい」

走塁練習ではチームトップの17盗塁をマークした羽月がリードの大きさを測りながら、練習していました。その羽月と同世代の小園は7年目の今シーズン首位打者と最高出塁率のタイトルを獲得。シーズン途中に守護神となった森浦とともに侍ジャパンのメンバーに選ばれました。

新井貴浩監督
「日の丸を背負ってプレーするのは彼らにとっても素晴らしい経験になるのでしっかりがんばって欲しい」

【取材後記】
末包選手は打つだけではなくケガをしないための体作りをめざし今月からピラティスをはじめたとのこと。新しいことに取り組みながらパワーの出し方も追求していました。マツダスタジアムでの秋季練習は今月下旬まで続きその後は宮崎・日南でキャンプをおこなう予定です。

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