■MLB レッドソックス -オリオールズ(日本時間20日、フェンウェイ・パーク)
オリオールズの菅野智之(35)が敵地のレッドソックス戦で、5回(85球)を投げ、5安打1失点(自責0)、奪三振3の好投も、自身5連勝となる11勝目を手にすることはできなかった。
メジャー1年目の菅野は前回のマリナーズ戦(15日)で10勝目を飾り、昨年のカブス・今永昇太(31)以来、日本人投手10人目の大台到達となった。
中4日で挑んだこの日は3回に2死二・三塁の場面でボークにより、思わぬ形で先制点を許した。だが、打線が5回に2者連続タイムリーと、相手バッテリーミスにより3-1と逆転した。勝利投手の権利を手にして降板したが、その後、リリーフ陣は無失点リレーを刻むも、9回は5番手のヒラルドが四球から痛恨の同点2ランを被弾。勝利目前で菅野の勝利が消えた。5番・レフトで出場した吉田正尚に対しては、2打席連続空振り三振でメジャーでの“初対決”は菅野に軍配。
7月10日のメッツ戦から黒星なしで5連勝と好調をキープしている菅野。1年目での日本人最多勝利はダルビッシュ有(2012年、レンジャーズ)、前田健太(2016年、ドジャース)の16勝が最多となっている。
【日本人投手メジャー1年目・2桁勝利】
野茂英雄(95年、ドジャース)13勝6敗
石井一久(02年、ドジャース)14勝10敗
松坂大輔(07年、レッドソックス)15勝12敗
高橋尚成(10年、メッツ)10勝6敗
ダルビッシュ有(12年、レンジャーズ)16勝9敗
田中将大(14年、ヤンキース)13勝5敗
前田健太(16年、ドジャース)16勝11敗
千賀滉大(23年、メッツ)12勝7敗
今永昇太(24年、カブス)15勝3敗
菅野智之(25年、オリオールズ)10勝5敗(8月20日時点)
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