■MLB ナ・リーグ地区シリーズ第5戦 カブス1ー3ブルワーズ(日本時間12日、アメリカンファミリー・フィールド)

カブス(ナ・リーグ中地区2位)が地区シリーズ第5戦でブルワーズ(同中地区1位)に敗れ、2勝3敗で2017年以来のリーグ優勝決定シリーズ進出ならず。勝てば2年連続世界一を狙うドジャースとの対戦が実現したが、日本人同士の対決は叶わなかった。

2年目のシーズンを終えた今永昇太(32)は、この日は出番がなかったが、敗退が決まったことに「シーズン最後とここであまり力になれなかったので、シーズンを乗り切る投球術とこのポストシーズンで出力を上げるような投球が全うできなかったので、シーズンとここじゃまったく別物なので、それができなかったのは課題かなと思います」と振り返った。

来季へ向けて「正直言って、通用しなくなってきている。それは紛れもない事実なので、これは体感ではなく、数字を見た事実なので」と自身に厳しい言葉を向けた。

「正直言って別人にならなければ、ちょっとこの世界で生き抜くには苦しいかもしれないので、そういうふうになれるようにトレーニングを積む必要があると思います」と2年目を終え、さらなる飛躍に向けて感じたことを話す。

その“別人”になるイメージは「シーズン162(試合)、もしこれで全部勝ったとしたらプラス20数試合、ワールドシリーズまであると考えたら、まずそこの体力が足りてない。というのは本当に痛感しているので」と口にし、「他のメジャーの選手って、9月とか10月とか、目の色が違うので。メジャーリーガーの本気にかなわなかったというのも、この9月、10月と感じているので、それは学びですし、自分もこれを経験したので、あの時のメジャーリーガーに勝つためには何をしなきゃいけないというのを、もう今日の帰りから考えなきゃいけませんね」と振り返った。

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