バスケットボールのBリーグは14日、2024~25年シーズンの決算概要を発表した。B1、B2(全38クラブ)の売上高合計は前年から17・9%増の651億円となり、過去最高を更新した。クラブ別の売上高は、B1千葉Jが最高で51億7千万円(前年比69・1%増)。クラブ単体での50億円突破はリーグ史上初めて。

 リーグ全体の入場料収入は前年比33・0%増と大きく伸び、スポンサー収入も同9・9%増と着実に増加した。競技人気の持続に加え、新設アリーナの効果が寄与したという。

 B1では、千葉JのほかにA東京(36億2千万円)、琉球(35億6千万円)、宇都宮(31億9千万円)が売上高30億円を超えた。20億円台が7クラブ、10億円台が13クラブ。12億円のFE名古屋が最も低かった。

 収入が伸びた一方、費用もかさんだ。B1のトップチーム人件費は平均約8億3千万円となり、前年から1億円以上増えた。

 赤字のクラブ数は、B1が2から8、B2が3から7へ増加。前年に引き続き、債務超過のクラブはなかった。

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