19歳の小田選手は20日、名古屋市の室内練習場で報道陣に練習を公開しました。

小田選手は車いすテニス男子シングルスの世界ランキング1位で、去年のパリパラリンピックで金メダルを獲得しました。

四大大会でもこれまで6回優勝していて、9月、車いすの部が行われる全米オープンで優勝すると、「生涯ゴールデンスラム」達成となります。

20日の練習では、長いラリーになったときに主導権を握れるよう、積極的に厳しいコースに返したり、ショットの正確性を高めるためにコートの内側に置いたコーンとラインの間の狭いスペースに打ち込んだりして、2週間後に迫った全米オープンに向けた最終調整をしていました。

練習を終えた小田選手は「6月の全仏オープンの前くらいから調子がよく、過去いちばん追い込んだと感じる練習を毎日やっているので、自信に満ちあふれている」と全米オープン優勝への手応えを示しました。

そして、車いすテニスで最年少の「生涯ゴールデンスラム」達成に向けては「10代最後のことし取ることに意味がある。熱い試合をして、テニス界に自分の名前を刻みたい」と意気込みを話していました。

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