
英国で音楽の殿堂と呼ばれる会場に15日、大の里の力強いかしわ手の音が響き渡った。土俵入りはもちろん、取組でも右手で宇良の頭を押さえつけ、豪快な左上手投げで裏返しに。初めて臨んだ海外興行で観客の視線を独り占めにし「気持ち良かった。横綱としてロンドンに来られたことを、土俵に上がって実感した」と喜んだ。
34年ぶりに大相撲がロンドンで行われ、初日の結びの一番。館内から「ヨコヅナ」「オオノサト」の声も飛んだ。「すごく盛り上がった。歓声をいただいてうれしい」とプラスの力に変えた。
「相撲人気がまた上がって、東京にたくさんのお客さんに来てもらいたい」。見る人の記憶に残り続ける5日間にする決意だ。(共同通信)
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