女子駅伝日本一を決めるクイーンズ駅伝(11月23日・宮城県開催)の予選会であるプリンセス駅伝 in 宗像・福津が19日、福岡県宗像市を発着点とする6区間42.195kmのコースで31チームが参加して行われる。上位16チームにクイーンズ駅伝出場権が与えられる。

今大会に、特別な思いで臨むのは、広島県を拠点としているダイソー女子駅伝部だ。2019年に創部し、これまで2回クイーンズ駅伝に出場してきたが、2023年大会は4秒差、2024年大会は36秒差で17位と、2年連続でクイーンズ駅伝の出場権を逃している。ともにアンカーを務めた加藤美咲(22)は「すごく悔しい思いだったし、応援してくれる人たちにも申し訳なかったなという気持ちはありました」と振り返る。

選手たちを後押しするために、今年はプリンセス駅伝に向けた壮行会が本社で行われ、社員およそ350人がエールを送った。選手代表として挨拶をした竹原さくら(21)は「皆様に良い報告ができるように、全員で最後まで頑張りますので、ご声援お願いします」とリベンジを誓い、「たくさんの社員さんが集まってくださって、応援されていると改めて実感することができて、皆さんに喜んでもらえるように頑張ろうと思いました」と意気込んだ。

店頭に立つ選手たち

普段から店頭に立ち、品出しや陳列、レジ作業など、働きながら厳しいトレーニングに励んでいる選手たち。応援してくれる人たちのために、今年こそ日本一の舞台へ。ダイソー女子駅伝部が2年分の思いをもって、レースに挑む。

■全国統一予選会『プリンセス駅伝』
10月19日(日)午後12時10分スタート

■『クイーンズ駅伝』
11月23日(日)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。