いよいよ今日は、プロ野球ドラフト会議。ことしはどんな選手が運命の扉を開くのか。この記事では、東海地方の注目選手4人を紹介する。
中京大学・髙木快大(21)「プロ野球と言えばドラゴンズ」
ムダのない、しなやかなフォームから、最速153キロの直球を繰り出す本格派右腕。その姿は広島東洋カープ・森下暢仁を想起させる。

中京大学の髙木快大選手21歳。自身の最大のセールスポイントは「打者が分かっていても打てないストレート」という。大学3年の春、名城大学戦で完全試合を達成すると、勢いそのままに全国大会でも完封勝利を挙げ、大学日本代表にも選出された。
名古屋市出身の髙木投手は「小学生の頃から自転車でバンテリンドームに通っていたから、プロ野球と言えばドラゴンズというイメージ」と話す。
プロを意識し始めた栄徳高校時代は、投手の練習をあまりしておらず、野手と同じ練習をしていた。大学で「専門的な練習をして専門的な知識がついた」ことが成長の理由と分析する。

「そこの緑色の服を着た少年、立ちなさい」
ドラゴンズOB・英智さんとは不思議な縁で繋がっている。髙木投手が通っていた小学校には年に一度、スポーツ選手が来て講義を行っていた。
当時5年生だった髙木少年の前に現れたのは英智さん。全校生徒、1人1球ずつテニスボールを英智さんに投げる機会があり、全員が投げ終わると…
「そこの緑色の服を着た少年、立ちなさい」

あの日、元プロ野球選手の英智さんに未来を見出された少年は期待通り大きく成長し、運命のドラフトを待つ。
【髙木快大(たかぎ・はやと)21歳】
2004年3月19日生まれ 名古屋市出身 栄徳高校卒業
180センチ 80キロ 右投げ右打ち/投手
・自称「かなりの甘党」
・特技はいつでもどこでも寝られること
・ラッキーカラーは「赤」
・目標とする選手は広島東洋カープ 森下暢仁投手
中京大学・秋山俊選手(22) 走攻守3拍子揃った左のスラッガー
参考にしているのは「福岡ソフトバンクホークスの近藤健介」。今春の愛知大学野球リーグで、本塁打王と打点王の2冠を獲得した、中京大学の秋山俊選手22歳。
大学日本代表に選出されると、日米大学野球では首位打者に輝いた。走攻守3拍子揃う外野手だが「バッティングが自分の売り」だと自負する。

無念のドラフトから4年…「不安は全くもってない」
ドラフトが近づいてきたことし9月。地元紙・中日スポーツの1面に注目選手として秋山選手の記事が掲載された。
本人は「今まで大々的に注目してもらう事もなかったので、評価して頂けている部分に関しては嬉しい」と率直に喜んだ。

「4年間過ごしてきた事に自信を持っているので、不安は全くもってない」
無念のドラフト会議から4年。ことしのドラフトは、自信をもって迎えられそうだ。
【秋山俊(あきやま・しゅん)22歳】
2003年4月20日生まれ 北海道登別市出身 仙台育英高校卒業
180センチ 88キロ 右投げ左打ち/外野手
・甘党、試合終わりにコンビニでスイーツを買う
・目標とする選手は福岡ソフトバンクホークス・近藤健介選手
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