【東京】プロ野球ドラフト会議で巨人に3位で指名された亜細亜大の山城京平(22)=興南高出=は29日、都内の同大で球団のスカウト担当者から指名あいさつを受けた。「1年目から一軍に食い込んで戦力になってほしい」と声を掛けられた山城。面会後、報道陣に「まっすぐのキレを生かした緩急を武器に、先発でいけたらいいなと思っている」と意気込みを語った。
巨人のスカウト部の榑松伸介氏(右)らの指名あいさつを受け、決意を新たにする亜大の山城京平(中央)=29日、東京都武蔵野市の同大学
身長174センチ、体重71キロと小柄ながら、最速152キロの力強い真っすぐを投げ込む左腕。今年の東都大学春季リーグでは最優秀防御率のタイトルを獲得し、日本代表にも選ばれた。
剛速球の秘訣(ひけつ)は「体のバネ」と自負し、報道陣からの取材では両親への感謝も口にした。
この日、同大を訪れた巨人の榑松伸介スカウトディレクターらも「バネがあると、技術が伸びていく」「まだ体が細いので、可能性は無限にある」などと山城のポテンシャルを高く評価。その上で「近い将来か、来年なのか。ローテーションピッチャーとして2桁勝つような投手になってほしい」と期待した。
山城は小学生時代から巨人の春季キャンプを見てきた。チームのイメージを聞かれると「かっこいい」と目を輝かせた。
一方、県出身で巨人の大城卓三やリチャードについて「分からないことが多いので引っ張っていってほしい。沖縄のお兄ちゃんとして付いていきたい」と、ちゃめっ気も見せた。(東京報道部・島袋晋作)
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