大リーグは29日(日本時間30日)、ワールドシリーズ(WS)の第5戦が米ロサンゼルスのドジャースタジアムであり、2年連続でワールドチャンピオンの座を狙うドジャース(ナショナル・リーグ)が、32年ぶり3度目のWS制覇に挑むブルージェイズ(アメリカン・リーグ)と対戦した。

 ブルージェイズは一回、WS史上初めて試合開始直後の先頭から2者連続となる本塁打で2点を先取した。

 ドジャースの大谷翔平は「1番・指名打者」で先発。一回の第1打席は投ゴロだった。

 試合は三回表を終えて、ブルージェイズが2―0とリードしている。

  • 球史に残る死闘、バット奪われた大谷翔平 敵将「地球で最高の選手」
  • 大谷翔平の初登板は「素晴らしい経験」 午前2時就寝、悔やんだ1球

 WSは7回戦制で4戦先勝方式。第4戦までの対戦成績は2勝2敗の五分。

 第1戦はブルージェイズ打線がつながり、ドジャースは4―11で逆転負けした。ドジャースの大谷は4打数1安打2打点で、WSでは2009年の松井秀喜(ヤンキース)以来、日本選手2人目となる本塁打を記録した。

 第2戦はドジャースが5―1で快勝。先発の山本由伸が、9回を被安打4、8奪三振、1失点と好投。四回以降は走者を1人も許さず、WSで日本選手初の完投勝利を記録した。

 第3戦は延長十八回にフリーマンがサヨナラ本塁打を放ち、ドジャースが6―5でブルージェイズを下した。6時間半を超える総力戦のなか、大谷は4打数4安打で2本塁打。4打席連続で申告敬遠される場面もあった。

 第4戦はドジャースが2―6で逆転負け。WS初登板となった先発大谷が、三回に逆転2ランを浴びるなど七回途中4失点で負け投手となった。打者としても3打数無安打と抑えられた。

 第6戦(日本時間11月1日)はトロントで試合が行われる。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。