■プロ野球 SMBC日本シリーズ2025 阪神2ー3ソフトバンク 延長11回(30日 甲子園)
ソフトバンクは阪神を延長戦の末に破り初戦の敗戦から4連勝を飾り5年ぶり12度目の日本一に輝いた。0ー2で迎えた8回に柳田が石井から2ランを放ち同点に追いつくと延長11回、先頭・野村が阪神5番手・村上から逆方向の右翼席に日本シリーズ自身初の決勝弾を放り込んだ。11回は6番手・松本が先頭・佐藤輝に四球も後続を抑え無失点で締めた。小久保監督はマウンド上で9度、甲子園の宇宙を舞った。両球団も対戦は4度目で全てソフトバンクが日本一を戴冠。
試合は2回裏、先発・有原は坂本に適時打を打たれ1点を先制される。5回裏には有原が2死一、二塁で降板すると、2番手・ヘルナンデスが佐藤輝に適時打を許した。打線は7回まで4安打無得点も、8回表に阪神3番手・石井から柳田から逆方向の左翼席に1号2ランを放ち同点に追いついていた。
先発は中4日の登板となる有原。日本シリーズ第1戦は6回2失点で負け投手となっている。レギュラーシーズンは26試合に先発し、14勝9敗、防御率3.03。
打線は1番レフト・柳田、2番センター・周東、3番ライト・柳町、4番ファースト・山川、5番サード・栗原、6番ショート・野村、7番セカンド・川瀬、8番キャッチャー・海野、9番ピッチャー・有原のスタメンを組んだ。
1回表、相手先発・大竹に柳田は一ゴロ、周東は遊ゴロ、柳町は見逃し三振に倒れた。
1回裏、有原は近本をニゴロ、中野を中飛、森下を中飛の3者凡退に抑える。
2回裏、先頭の佐藤輝に左安打を打たれるが、海野が盗塁阻止。大山に四球、木浪を左飛、髙寺に四球で2死一、二塁となると、坂本に適時左安打を打たれ1点を先制された。
3回表、打線はこの回も3者凡退で打者一巡を無安打に抑えられた。
3回裏、1死から中野に中安打を打たれるも、森下を空振り三振、佐藤輝をニゴロに抑えた。
4回裏、先頭の大山に四球を許す。髙寺に左安打を打たれ1死一、二塁のピンチを招くが、坂本を三ゴロ併殺打に打ち取り無失点。
5回表、2死から野村がチーム初安打となる遊安打を放ち出塁。続く牧原大は一ゴロで3アウト。
5回裏、先頭の大竹、近本に連打される。中野を犠打失敗の捕ゴロ、森下を中飛に抑え2死一、二塁とすると、有原はここで降板。2番手・ヘルナンデスが佐藤輝に適時中安打を打たれ、リードを2点に広げられた。
6回表、先頭の代打・嶺井が中安打を放つが、続く代打・正木が遊ゴロ併殺打に倒れる。柳田は左安打も周東は左飛に抑えられる。
6回裏、3番手・松本晴が登板。1死から髙寺に中安打を打たれるも、坂本を中飛、代打・中川を右飛に打ち取った。
7回表、相手2番手・及川から先頭の柳町が中安打を放つ。山川は中飛、栗原は三ゴロ、野村は四球で2死一、二塁とする。続く代打・近藤はフルカウントから見逃し三振に倒れ、無得点に終わった。
8回表、相手3番手・石井がマウンドに上がる。先頭の嶺井が右安打を放ち出塁。代打・ダウンズは空振り三振も、続く柳田が初球をレフトスタンドへ運んだ。日本シリーズ通算5本目の1号2ランとなり同点に追いついた。2死から柳町がフェンス直撃の右三塁打、山川は申告敬遠で2死一、三塁とするが、栗原は大山の好守で一ゴロに倒れ、勝ち越せず。
8回裏、4番手・藤井が登板。佐藤輝を左飛、大山を遊ゴロ、木浪を空振り三振で3者凡退に抑えた。
9回表、4番手・岩崎が登板。2死から嶺井が死球で出塁するも、代打・今宮は中飛に倒れた。9回裏、守護神・杉山が高寺、坂本、代打・島田を凡打に打ち取った。
10回の攻撃は1死から阪神5番手・村上に1死から周東の一ゴロを中野がファンブル、柳町は二ゴロ、山川は左安打で2死一・二塁とするとするが栗原は左飛に倒れた。10回は回跨ぎの杉山が近本を右飛、中野を左飛、森下を二飛と3人で抑えた。
≪2025 日本シリーズ≫
第1戦 ソフトバンク 1ー2 阪神 (みずほPayPay)
第2戦 ソフトバンク 10ー2 阪神 (みずほPayPay)
第3戦 ソフトバンク 2ー1 阪神 (甲子園)
第4戦 ソフトバンク 3ー2 阪神 (甲子園)
第5戦 ソフトバンク 3ー2阪神 (甲子園)延長11回
≪日本シリーズにおけるソフトバンクvs阪神≫
1964年 南海4勝 阪神3勝
2003年 ダイエー4勝 阪神3勝
2014年 ソフトバンク4勝 阪神1勝
2025年 ソフトバンク4勝 阪神1勝
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