アジア大会のメイン会場となるパロマ瑞穂スタジアム=9月、名古屋市

 来年、愛知県と名古屋市で共催するアジア大会とアジアパラ大会の経費が、当初想定の3倍超の3000億円台後半に上る見通しとなっていることが31日、関係者への取材で分かった。当初は計約1000億円程度を見込んでいたが、物価高騰などの影響で大幅に膨らんだ。大規模な国際スポーツ大会の経費に厳しい目が注がれる中で、批判を浴びる可能性がある。

 関係者によると、同日行われた超党派のスポーツ議員連盟の総会で、愛知県の大村秀章知事が言及した。大村氏は再三、国に財政支援を求めているが、大会運営費を国は負担しないとの閣議了解があり、財源確保の見通しは立っていない。(共同通信)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。