サッカーのJ1柏レイソルは1日、ルヴァン杯決勝でサンフレッチェ広島と対戦する。10月31日に前日記者会見に臨んだリカルド・ロドリゲス監督は「選手一人一人、チームとしてもめざましい成長を遂げたシーズン。まずは最初のタイトルをとれれば」と意気込んだ。

 今季就任したスペイン出身のロドリゲス監督は「攻撃的なサッカーへの変革」を掲げ、残留争いが続いたチームを変えてきた。

 選手たちの監督評は「パッション(情熱)のある人」。ミーティングではときに感極まる。徳島ヴォルティス時代から監督を知るGK永井堅梧は「試合前、ハイタッチをすると手が痛くなる」というほど、熱く鼓舞するという。

 敗戦のあとも、選手たちとともにサポーターの前に立ち、あいさつするのがロドリゲス流だ。「試合に負けた際、自分が最大の責任者だという自覚がある」といい、選手を批判から守るために先頭に立つ心意気を体現している。

 ルヴァン杯準決勝の川崎フロンターレ戦では、第1戦を1―3で落としたあと、サポーターの前で声をはりあげ、第2戦での大逆転につなげた。

 広島とは、今季リーグ戦で2試合を戦い、いずれも引き分け。「ファイナル(決勝)にたどり着けたのは自分たち自身で勝ち取ったもの。1歩ずつ階段を上ってきたので、最後のあと1段もこれまでと同じように目の前の試合に集中することが重要」と語る。

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