大リーグのワールドシリーズ(WS)第6戦は10月31日(日本時間11月1日)、カナダ・トロントで行われた。

 2連覇を狙うドジャース(ナショナル・リーグ)が、32年ぶり3度目のWS制覇を目指すブルージェイズ(アメリカン・リーグ)を3―1で下し、対戦成績を3勝3敗とした。

 三回にスミスの二塁打などで3点を先行し、逃げ切った。

 ドジャースは山本由伸が先発し、6回を被安打5、1失点と好投。完投勝利を挙げた第2戦に続き、勝利投手となった。

 大谷翔平は「1番・指名打者」で出場し、3打数1安打。八回に二塁打を放った。佐々木朗希は3番手として八回から登板し、1回3分の0を無失点だった。

山本由伸が安定感ある投球を披露

 ドジャースの先発、山本由伸はブルージェイズ打線を6回1失点に抑え、勝利投手となった。

 完投勝利を挙げた第2戦に続く、今シリーズ2勝目。

 山本は丁寧な投球が光った。

 一回に味方の失策で走者を背負ったものの、併殺で切り抜けた。

 三回には2死から適時打を浴びたものの、その後は毎回安打を浴びながら本塁を踏ませなかった。

 試合後、インタビューに「ランナーをためながら、何とか低め、低めに投げていけた。(負ければ敗退の)プレッシャーはありましたけど、いい結果になることを願って全力で投げました」と話した。

佐々木朗希は八回から救援マウンドへ

 ドジャースの佐々木朗希が2点リードの八回から3番手で登板した。

 八回は1死一、二塁のピンチをしのいだ。

 続く九回、先頭を死球で出塁させると、続く打者に左中間の外野フェンス際まで運ばれた。

 この間、走者と打者走者が一時本塁に生還したが、ボールがフェンスの下に挟まり、審判がエンタイトル二塁打と判定。

 3―1のまま無死二、三塁でプレーが再開されたところで、佐々木は降板となった。

 その後、ドジャースは4番手のグラスノーがこの回を無失点に抑え、3―1で逃げ切った。

 今シリーズ2試合目の登板も無失点となった佐々木は、ベンチで山本と抱き合って勝利を喜んだ。

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