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 決勝進出を賭け熱戦が繰り広げられた夏の甲子園・準決勝。2試合とも逆転に次ぐ逆転という名勝負となりました。

 伝統の特大メガホンが揺れる西東京・日大三高。

 対するは学ラン女子が盛り上げる応援歌。

 21日もアチチ旋風を巻き起こすか、県立岐阜商業。準決勝第1試合は1点を争う好ゲームとなりました。

 1点を先制した日大三高は2回、2アウトランナー2塁で1番・松永。

 レフト宮川がストライクの好返球。日大三高の追加点を阻止。流れを変えます。

 その直後、打席に入った宮川。

 この試合チーム初ヒットを放つと、後続がつなぎ1塁3塁のチャンスで7番・横山温大。生まれつき左手の指がないハンデを感じさせないプレーを見せています。

 ライトへの犠牲フライで宮川がかえり、県立岐阜商業、同点に追いつきます。

 さらに県立岐阜商業は5回、2アウト、1塁2塁のチャンスを迎えると、4番・坂口路歩。

 アルプススタンドには父・輝光さんと、祖父の清貴さんの姿が…ともに野球部のOBです。

 坂口のタイムリーヒットで逆転に成功。県立岐阜商業、この試合初めてリードを奪います。

 再三のチャンスを生かせなかった日大三高は8回。1アウト1塁2塁の場面で7番・近藤。

 ついに同点に追いついた日大三高。

 延長10回、日大三高の攻撃。エースの近藤がバッターボックスで笑顔を見せると、県立岐阜商業の柴田も。

 勝ち越しに成功した日大三高は、さらにこの回1点を追加。快進撃を続けてきた県立岐阜商業を破り、14年ぶりの決勝進出です。

 準決勝第2試合は山梨学院と沖縄尚学が対戦。先制のチャンスを迎えたのは山梨学院。

 4番・横山悠のタイムリーヒットで先制。横山は大会タイ記録に並ぶ8打数連続ヒットをマークします。

 山梨学院の先発、今大会注目の2年生・菰田は右肘に違和感があり、1回で降板。ファーストの守備につきます。

 点の取り合いとなったこの試合、同点で迎えた7回。沖縄尚学は5番・比嘉がライト前に運んで勝ち越しに成功。

 投げては、6回途中からリリーフした新垣が山梨学院を無失点に抑える好投をみせ、沖縄尚学が夏の甲子園初めての決勝に進出。

 日大三高との決勝戦は23日に行われます。

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