【米女子ゴルフ、TOTOジャパン・クラシック】第1日(6日、滋賀・瀬田GC北=6616ヤード、パー72)

 日米両ツアーを兼ねた大会が開幕した。前週にメイバンク選手権(マレーシア)で米ツアー2勝目を挙げた山下美夢有(みゆう)、日米通算11勝の畑岡奈紗が7アンダーの65で回り、首位で並んだ。1打差の3位に国内ツアー組の申ジエ(韓)、さらに1打差の4位に岩井千怜(ちさと)、岩井明愛(あきえ)、勝みなみが続いた。前年優勝の竹田麗央(りお)は62位。予選カットなしの4日間大会として行われる。

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新人賞、優秀選手…タイトルが近い山下

 今季から米ツアーに本格参戦する山下美夢有(みゆう)が連勝へ好発進。前週の優勝にも「終わったこと」と冷静で、ショットの不調にも動じなかった。

 傾斜のきついグリーンを物ともせず、4番(パー4)はチップイン、17番(同)は下りの5メートルを沈めてバーディーを奪った。「(グリーン周りの)ショートゲームがうまくいけば、流れもよくなる」。要所での安定感が際立った。

 山下はメジャー大会のAIG全英女子オープンを含む今季米ツアー2勝を挙げ、新人賞(ルーキー・オブ・ザ・イヤー)争いで大きくリードしている。ポイントが加算される3試合を残し、2位の竹田麗央(りお)とは206ポイント差。すでにタイトルの行方はこの2人に絞られた。

 前週の優勝後、山下の世界ランキングは4位まで上昇し、年間最優秀選手(プレーヤー・オブ・ザ・イヤー)争いも2位に浮上。首位のジーノ・ティティクル(タイ)は今大会に出場していないため、優勝すれば一気に首位となる。

 「今日は応援が力になった。いいプレーを届けたいと思った」。米女子ツアー唯一の日本開催を、さらなる飛躍につなげたい。

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