■侍ジャパン強化合宿2日目(7日、宮崎・ひなたサンマリンスタジアム)
野球の日本代表“侍ジャパン”が今月15日、16日に開催される韓国との強化試合に向けて、強化合宿を行っている。合宿2日目となったこの日は多くの投手陣がブルペン入り。韓国戦から導入されるピッチコム(投手と捕手間でサインの伝達に使われる電子機器)を装着した状態での投球練習へ。ブルペン内には投球間の確認も行えるようにピッチクロック(投手が打者に投球するまでに使える時間制限)も設置された。
23年のWBCで世界一を経験した髙橋宏斗(23、中日)は侍ジャパンの指揮をとる井端弘和監督(50)も見守る中、捕手陣とコミュニケーションを取りながら汗を流した。髙橋は「帽子の中に何かがあるという経験は初めて。慣れ次第でどうにでもなるのかなと思うので、しっかり慣れていければと思います」とピッチコムを装着した感想を話した。
ブルペンでは複数人の投手が一斉に投球をするため、指示の伝達が混在することもあったという。「全員の音声(指示)が聞こえてくるので2球種くらいでてきたり…何投げればいいのかわからなくなっちゃいました(笑)」と髙橋。宮崎合宿には「試合も東京ドームであるので、しっかりそこに向けての調整と来年以降に向けての自分のレベルアップに繋がるように、頑張りたいと思います」と決意を語った。
大勢(26、巨人)もブルペンに入り、投球練習に励んだ。大勢は坂本誠志郎(31、阪神)に投球を受けてもらい、投げ終わりには指示ミスがあった場合の対策などを話し合ったという。「思ったより違和感はないですけど、聞き取りにくかったときにピッチクロックが15秒過ぎてしまう可能性もあるので、ちゃんと1回で聞き取れるようにしたいです」と大勢。続けて「思い描いてもらっているピースにしっかりはまれるように結果を出していきたいと思います」と意気込みを話した。
26年3月に開幕する『2026ワールドベースボールクラシック™』ではMLBでも導入されているピッチクロック(投手が打者に投球するまでに使える時間制限)、拡大ベース、ピッチコムが採用される。
【ラグザス侍ジャパンシリーズ2025日本vs韓国】
日程:11月15日(午後6時30分試合開始)16日(午後7時試合開始)
※いずれも場所は東京ドーム
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