日本ボクシング連盟は22日、東京都内で会見を開き、今月8日にアマチュア登録の39歳男性が都内のボクシングジムでの練習後に意識不明となり、急性硬膜下血腫と診断されて開頭手術を受けていたことを明らかにした。現在も意識は戻っていないという。

  • 対策が難しいボクシング「リング禍」 ダメージの蓄積が原因ではなく

 この選手は10年以上試合に出場していなかったが、競技復帰を目指して練習を再開していたという。この日は3分3ラウンドのスパーリングを終えた後だった。日本ボクシング連盟の仲間達也会長は、「回復を祈っている」と話した。

 プロボクシングでは、今月2日に東京・後楽園ホールであった興行に出場した神足(こうたり)茂利、浦川大将(ひろまさ)の2選手が、急性硬膜下血腫で死去した。

 プロボクシングの試合では、過去2年で4人が開頭手術を受け、3選手が死亡している。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。