プロ野球の巨人で選手、監督として活躍し、6月に89歳で亡くなった長嶋茂雄さんのお別れの会が21日、東京都文京区の東京ドームで行われた。
- 坂本勇人 復活のため探す「答え」 群れず、苦しいときも若手に助言
午前10時30分から始まった「関係者の部」では政財界や球団OB、現役選手ら大勢が参列し、王貞治さんや松井秀喜さんが別れの言葉を述べた。
現役時代を一緒に過ごした王さんは「勝ち負けにこだわった我々の世界でしたが、長嶋さんは常にファンの人がどう思うか、ファンの人がどう喜ばれるかということを考えてプレーしていた、ということを聞いてこの人にはかなわないなと思いました。特別な存在でした。長嶋さんがいたからいまのプロ野球の隆盛はあると思っています」と語った。
1992年11月21日のドラフト会議で巨人に1位指名を受けて石川・星稜高から入団した松井さんは「今日はあのドラフト会議の日からちょうど33年。私をジャイアンツに導いてくださり、ありがとうございました。胸を張って自分の師は長嶋茂雄だと言える幸せをありがとうございました」と言葉を贈った。
大リーグ・ドジャースの大谷翔平やイチローさんからの追悼メッセージも流れた。
東京ドームの巨大スクリーン前には横49メートル、奥行き10メートル、高さ3.2メートルの祭壇が設置され、中央に遺影が飾られた。そのそばには、58年に新人王を獲得した際のトロフィーや選手、監督時代のユニホームが展示された。閉会後には、参列者が祭壇に献花を行った。
この日は、東京ドームで午後3時から午後7時まで「一般の部」があり、ファンも参列できる。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。