日本サッカー協会は21日、不祥事などで「調整中」となっていた全国高校サッカー選手権の宮城県代表について、県予選準優勝校の聖和学園に決定したと発表した。

 大会実行委によると、聖和学園に出場を打診した結果、この日までに正式に出場すると回答があったという。聖和学園は「難しい判断だった。ひたむきに努力してきた多くの部員には前を向いて全力で戦ってほしいと考え、決断に至った」などとコメントを発表した。

 県大会で優勝した仙台育英は、3年生部員が複数の部員から暴言を受けるなど「構造的いじめ」があったとして全国大会出場を辞退。その後、準優勝校の聖和学園でも、複数の部員が飲酒や喫煙をしていた問題が発覚した。県大会が始まる前の9月に、事態を把握した学校側の指導によって、不祥事に関わった部員は退部や休部、転校したという。

 組み合わせ抽選会は「代表校未定」の状態ですでに行われており、聖和学園は来月29日の1回戦で那覇西と対戦する。

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