大相撲の関脇安青錦の大関昇進が、いよいよ目前に迫ってきた。25日は報道陣の取材対応がなく、正式決定の26日へ準備を進めたとみられる。
昇進すれば21歳8カ月での大願成就となる。年6場所制となった1958年以降初土俵では4位の若さ。上位には20歳5カ月で1位の貴ノ花(後の貴乃花)に続き、北の湖、白鵬といずれも後に優勝20回以上を記録した大横綱が名を連ねる。ウクライナ出身初の大関となる安青錦よりも1カ月遅い5位には、モンゴル出身初の朝青龍がいる。
昭和以降に範囲を広げると、昭和の大横綱大鵬が20歳6カ月で2位に入る。安青錦は21歳7カ月の柏戸に次いで6位。いずれにしてもそうそうたる顔ぶれの中にランクインし、将来への期待は自然と高まってくる。
対照的に28歳0カ月3日で大関になったのは浅香山親方(元大関魁皇)。昇進当時は58年以降初土俵で7位の高年齢だった。安青錦の昇進について「自分からすれば、21歳で大関になるなんて考えられない。横綱になる力があるということ。これからまだまだ強くなる」と予測した。(共同通信)
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