大関昇進が確実な安青錦は26日の伝達式に紋付きはかま姿で臨み、決意を口上で示す。先輩大関は好角家の記憶に残るフレーズで、新たな一歩を踏み出した。
現役の両横綱は豊昇龍が「気魄一閃の精神で」、大の里が「唯一無二の」と表明。ともに横綱昇進時にも使用し、両者を象徴する言葉となっている。
安青錦の師匠、安治川親方(元関脇安美錦)の現役時代の師匠である旭富士は「これからはより一層の稽古に精進して」と誓った。欧州出身初の大関となった琴欧州(後の琴欧洲)は「大関の名に恥じぬように、稽古に精進」とシンプルな文言に思いを込めた。
「若貴兄弟」の四字熟語は大きな反響を呼んだ。貴ノ花(後の貴乃花)は「不撓不屈」、安青錦が憧れる若ノ花(後の3代目若乃花)は「一意専心」を選んだ。
安青錦は九州場所の優勝から一夜明けた24日、口上について「自分らしく考えていきたい」と語った。来日から約3年半にもかかわらず、流ちょうな日本語を話す21歳の新鋭。どのような言葉を盛り込むか注目される。(共同通信)
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