シーズンを通して各ポジションで最も守備力に卓越した選手を記者投票によって選出する守備の“ベストナイン”「第54回三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式が27日に、都内のホテルで行われ最多得票の阪神・大山悠輔(30)ら17人が登壇した。
セ・リーグは、リーグ制覇を果たした阪神から、最多となる7人が選出。本塁打・打点の“二冠王”の佐藤輝明(26、阪神)が守備面でも初タイトルを獲得し「練習して積み重ねてきたことが結果になって現れたのと、あと大山さんによく助けられたんで感謝したいです」とコメント。両リーグ通じて最多の244票を獲得した一塁手の大山は「セ・リーグの一塁手のライバルたちの中でそのような票をいただけたっていうのは嬉しいですし、これから先すごく自信になります」と笑顔を見せ「ピッチャーを含めしっかりチームで守備をしっかりやっていこうという中で、優勝することができたので、そこがすごく良かったのかな」と話した。今季は140試合に出場し、1274の守備機会でわずか6つの失策と安定感の守備を見せた。

パ・リーグでは日本一となったソフトバンクから二塁手の牧原大成(33)と外野手の周東佑京(29)の2人。投手では沢村賞を獲得した伊藤大海(28、日本ハム)が初受賞となった。ヤクルトからは2年連続、ロッテ、オリックスは2020年以来の選出無しとなった。
<受賞者一覧>
■セ・リーグ
【投手】
村上頌樹(27、阪神)122票 初受賞
【捕手】
坂本誠志郎(32、阪神)225票 2年ぶり2回目
【一塁手】
大山悠輔(30、阪神)244票 2年ぶり2回目
【二塁手】
中野拓夢(29、阪神)196票 2年ぶり2回目
【三塁手】
佐藤輝明(26、阪神)220票 初受賞
【遊撃手】
泉口友汰(26、巨人)165票 初受賞
【外野手】
岡林勇希(23、中日)228票 4年連続4回目
近本光司(31、阪神)218票 5年連続5回目
森下翔太(25、阪神)127票 初受賞
■パ・リーグ
【投手】
伊藤大海(28、日本ハム)131票 初受賞
【捕手】
若月健矢(30、オリックス)124票 2年ぶり2回目
【一塁手】
T.ネビン(28、西武)162票 初受賞
【二塁手】
牧原大成(33、ソフトバンク)103票 初受賞
【三塁手】
村林一輝(28、楽天)117票 初受賞
【遊撃手】
紅林弘太郎(23、オリックス)79票 初受賞
【外野手】
周東佑京(29、ソフトバンク)147票 2年連続2回目
辰己涼介(28、楽天)129票 5年連続5回目
西川愛也(26、西武)96票 初受賞
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