沖縄尚学の初優勝で幕を閉じた107回全国高等学校野球選手権大会。沖縄県勢が15年ぶりの日本一となり、決勝戦の余韻も冷めやらぬなか、一昨年の世界一に続く大会連覇に向け、9月5日から沖縄で開催される「第32回 WBSC U―18野球ワールドカップ」に出場する高校日本代表チームのメンバー20人が発表されました。

 「甲子園大会はもちろん、いろいろ見させていただいた中で、走攻守のバランスのとれた選手、国際大会では貴重な戦力となる複数のポジションを守れる選手を選考させていただいた」と話したU18日本代表チームを率いる小倉全由監督。代表メンバーは、センバツ大会、選手権大会に出場した選手に、選考委員会で推薦された選手も加えて検討。甲子園組以外からも、大阪桐蔭の中野大虎投手ら複数の選手が選出されました。

 注目のメンバーは、投手9人、捕手3人、内野手6人、外野手2人の20人。投手は、世代最速右腕の石垣元気投手(健大高崎)ら右投手が4人、外野手としても活躍した奥村頼人投手(横浜)、坂本慎太郎投手(関東第一)ら左投手が5人、2年生では、沖縄尚学を優勝に導いた末吉良丞投手が唯一人メンバーに名を連ねました。

 捕手は、甲子園で8打席連続安打の大会タイ記録をマークした山梨学院の横山悠選手など3人。内野手は、横浜の1・2番コンビ奥村凌大選手・為永皓選手に加えて東洋大姫路の高畑知季選手など6人。外野手は、小倉監督がキャプテンに指名した阿部葉太選手(横浜)と長打力に加えて抜群のスピードを誇る川口蒼旺選手(神戸国際大付)がメンバー入りを果たしました。

 侍ジャパンU18日本代表は、8月31日(日)に侍ジャパン大学代表、9月2日(火)に沖縄県高校選抜と壮行試合を行った後、一昨年の世界一につづく大会連覇にむけて9月5日(金)からワールドカップの決戦に挑みます。

【メンバー】
▼投手(9名)
18 石垣元気(健大高崎)
15 下重賢慎(健大高崎)
24 坂本慎太郎(関東第一)
19 奥村頼人(横浜)
21 西村一毅(京都国際)
10 中野大虎(大阪桐蔭)
11 森下翔太(創成館)
17 早瀬朔(神村学園)
14 末吉良丞(沖縄尚学)
▼捕手(3名)
2  栄利哉(学法石川)
27 横山悠(山梨学院)
12 藤森海斗(明徳義塾)
▼内野手(6名)
4  奥村凌大(横浜)
5  為永皓(横浜)
13 岡部飛雄馬(敦賀気比)
16 辻琉沙(履正社)
6  高畑知季(東洋大姫路)
3  今岡拓夢(神村学園)
▼外野手(2名)
1  阿部葉太(横浜)
7  川口蒼旺(神戸国際大付)

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