那覇空港 到着の1時間以上前から

沖縄尚学高校は23日に行われた夏の全国高校野球の決勝で西東京の日大三高に3対1で勝って初優勝を果たしました。
那覇空港の到着ロビーでは、熱戦を勝ち抜いた選手たちをねぎらおうと、到着の1時間以上前から大勢の人が集まり、空港の外にも人だかりができていました。
そして、午後1時40分ごろ、深紅の大優勝旗を持ったキャプテンの眞喜志拓斗選手を先頭に選手たちが到着すると、大きな拍手と指笛とともに「日本一おめでとう」とか「感動をありがとう」といった歓声が沸き起こりました。
小学5年生の男子児童は「準決勝から甲子園球場に応援に行って最高だった。僕も甲子園に出場して優勝したい」と話していました。
50代の女性は「3時間待った。戦後80年で優勝旗を沖縄に持って帰って来てくれてうれしい」と話していました。
また、別の50代の女性は「決勝を甲子園で観戦して感動した。人生で最高の夏だった」と話していました。
高校で優勝報告会 選手たちが感謝のことば

選手たちはこのあと高校の体育館で行われた優勝報告会に出席し、大きな拍手とともに教員や在校生、それに保護者の出迎えを受けました。

比嘉公也監督は「球場やテレビの前で多くの県民が大声援を送ってくれたことが力になった。初戦で1対0の接戦をものにしたことや新しいピッチャーが台頭したことが大きな結果につながった」と大会を振り返りました。

また、キャプテンの眞喜志選手は「1回戦から接戦で厳しい戦いとなったが、球場に駆けつけてくれた人や沖縄県からの応援を力に変えられた」と感謝のことばを述べました。

報告会のあと、2年生エースの末吉良丞投手は「沖縄にいちばん多くの勝利を持ってくることができてうれしい。自分たちは追われる立場だと思われるが、そういう意識は捨てて、挑戦者の気持ちを持ちながら、まずは春のセンバツ出場を目指して頑張っていきたい」と次の戦いを見据えていました。
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