7日に行われるNAHAマラソン。前回女子の部で初優勝を飾った山田麻里江選手、去年ダークホースから優勝を果たした遅咲きの29歳には「実は…」なエピソードがたくさんあるんです。

山田麻里江選手
「今年は結構坂の練習を定期的にやっていて」
「自分は姿勢が反りやすくて、坂だと前傾姿勢が作りやすくなるので」
去年のNAHAマラソン、女子の部で初優勝を果たした、山田麻里江選手(29)。

Q:どんなことを意識して走っているんですか
「景色がいいなと思って走っていました」
今年の尚巴志ハーフマラソンでは3連覇を達成した彼女には刺激を受ける存在が…
混戦となった尚巴志ハーフ男子の部。
優勝にはわずかに届なかったものの、実は、倒れ込むようにゴールし準優勝をつかんだのは夫の健太郎選手でした。

山田健太郎 選手
「元々は自分がマラソン大会に出ていて、妻はそれを応援に来てくれていたんです。そしたらいつの間にか妻が今速くなっていて、最近は自分が県外の大会に応援に行くことが増えて、立場が逆転しています(笑)」
山田麻里江選手
「自分だけだったらすぐ辞めちゃっていたと思うので、社会人になっても走っているというのは、(夫の)走っている姿を見てというところがあるのかなと思います」

2人の出会いは大学での陸上部時代でした。
でも当時の麻里江選手の専門種目は、800mなどの中距離。
しかも実は、高校時代は県大会で決勝進出すらすることはありませんでした。
大学時代に出たNAHAマラソンの記録も…
「その時は4時間20分ぐらいかかっていたんですけど、楽しくは出ていました」

去年15位だった夫・健太郎 選手
「まさか1位で来ると思わなくて驚きました」
「自分としてはいい走りができたなと思って満足していたんですけど、全部持っていかれました」
驚いたのは夫だけではありません。

実は、リハビリテーション科の医師という顔を持つ麻里江選手。去年は勤務する豊見城中央病院に来たばかりで、走っていることさえ知らない人もいました。
病院スタッフ
「すごいと言って何人ものスタッフが握手(笑)、先生!みたいな」
「私は知っていてテレビを見ながら、ああ、走ってるー!ってなったけど(笑)」
「患者さんも大喜びでした」
山田麻里江選手
「すごくNAHAマラソンがこんなに影響大きいんだってぐらい、いろんな方からの反応があって、NAHAマラソンの大きさを実感しました」

病院スタッフ
「今回は、友愛会の(給水)ボランティアは毎年出てはいるんですけど、去年は1地点だったのが、今回は2つの地点で、午前・午後でやるということで」
山田麻里江選手
「水をよろしくお願いします」

【記者MEMO】
夫の健太郎選手の目標は一桁台の順位ということで山田夫妻の走りにも注目ですが、麻里江選手、医師としてはことしのNAHAマラソンは暑くなりそうなので応援する皆さんも水分補給をしっかりして熱中症に気を付けてほしいと話していました。
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