嘉手納町野球場などで11月22日に開幕した長期トライアウトリーグ「ジャパンウインターリーグ2025」に、ペルー国籍で最速168キロの直球を誇る右腕のホルヘ・ロヨラ(23)が参加している。12日にコザしんきんスタジアムで初登板の予定。9日、国際協力機構(JICA)沖縄センターで、日本の球界入りに向けて意気込みを語った。

12日の登板に向けて意気込むホルヘ・ロヨラ(左から2人目)と、ジャパンリーグの鷲﨑一誠社長(同3人目)と田中香織JICA沖縄所長(右)、山下智裕ジェイウェイブ社長(左)ら=9日、浦添市・JICA沖縄センター

 同リーグとJICAが協力し、開発途上国の若手を参加させる「世界の野球界に光をプロジェクト」の一環。JICA海外協力隊で野球隊員の堤尚虎さんから指導を受けていることなどから参加が決まり、ジェイウェイブ(本社・福岡)が渡航費用を負担している。

 ロヨラは身長192センチ、体重108キロの右腕で最速168キロの直球の他、スライダー、スプリットを操る。ペルーの国内リーグで最優秀選手に選ばれ、同国代表として国際大会に出場している。

 「日本のプロ野球でプレーするという明確な目標を持って来た。将来的に日本の最速記録を更新できるように努力を重ねる」と力を込めた。(仲間勇哉)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。