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 松坂大輔さんのMLB代理人も務めたボラスさん。ボラスさんは今井達也投手(27)、岡本和真選手をはじめ多くの選手を担当していますが、今シーズンの移籍市場において「大きな鍵」を握っています。

今井投手 移籍はいつ?

 日本時間来年1月3日に交渉期限が迫る、ポスティングシステムでメジャー挑戦を目指す今井投手。代理人のボラスさんが、先週こんなことを話していました。

ボラスさん この記事の写真は4枚 「先発投手が欲しい球団は、トレード補強の可能性を探っている段階だ。それがFAの先発投手の交渉が滞っている理由だ。トレードの道筋が消えた球団は、FAの選手との交渉に本腰を入れることになる」

 トレード交渉が先に行われるというのは、どういうことなのでしょうか?

松坂さん
「大物が動く可能性が大きいと思います。2年連続でサイ・ヤング賞を受賞しているデトロイト・タイガースのスクーバル投手(29)のような大物選手が決まると、FAの市場は活発になると思います」 最終日にレッドソックス入りが決まった

 ビッグネームの新天地が決まったら今井投手も動き出すのでは?と思いますが、ボラスさんが代理人として松坂さんの移籍交渉をした際には、ポスティング期限の最終日にレッドソックス入りが決まりました。今後、ボラスさんはどんな交渉を進めていくと思いますか?

松坂さん
「とにかく粘って、選手にとって良い条件を引き出す印象があります。必然的に期限ギリギリになってくると思います。アメリカはクリスマスホリデーを大事にするので、そこでは市場が止まります。ですので、その前に一気に決まる可能性もあります」 交渉期限は来年1月3日まで(日本時間)

 クリスマスまでということは、この1週間の動向に注目ですね。

ボラスさん
「期限が近づくにつれて、どの球団が本気か明確になっていくだろう」 広告 ドジャース 守護神加入がもたらす相乗効果

ドジャース 守護神加入がもたらす相乗効果

 そして、3連覇を目指すドジャースの話題です。

 先週、トランペットの登場曲と共にご紹介した通算253セーブ、クローザーのディアス投手(31)。最速162キロのストレートとスライダーが武器のピッチャーです。

 ニューヨーク・メッツからドジャースに移籍し、日本時間13日に入団会見を行いました。

ディアス投手 「球場のボルテージが一気に上がる登場曲で、開幕戦で勝利できたら最高。ワールドシリーズ3連覇に貢献したい。この場にいられてうれしいです。Let’s Go Dodgers!!」

 契約は3年総額およそ107億円(6900万ドル)。1年あたり、およそ35億円7000万円。リリーフ投手としては史上最高額です。

松坂さん
「これだけの金額をもらってもおかしくない投手ですし、抑えをなかなか固定できなかったドジャースにとっては大きい。今シーズン不調だったスコット投手(31)はセットアッパーに専念できる。そうすると本来のスコット投手の姿が見られる可能性が高くなってくると思います」

(「報道ステーション」2025年12月15日放送分より)

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