12月23日、高校バスケットボールの冬の頂点を決める「ソフトバンク ウインターカップ2025」が幕を開ける。
全国から選ばれし強豪校、男女合わせて120校が集結するこの大舞台で、今年ひときわ大きな注目を集めているのが、未来の日本バスケを背負う“5人の逸材”だ。
「八村塁二世」と称される超高校級ルーキー、相手も味方も惑わす“双子の司令塔”、規格外の身体能力を誇る最強留学生、そしてU-18日本代表として名を連ねる世代屈指のスコアラー。
日本代表やBリーガーも舌を巻く才能が、高校最後あるいは始めての冬の舞台に集結する。
NBAで活躍する八村塁選手や渡邊雄太選手や河村勇輝選手などの日本代表を生み出したこの大会で、新たなスターが誕生するのか。
ウインターカップ2025で注目の選手を5名紹介する。
富樫勇樹「レベルが違う」 八村塁二世がウインターカップへ
最初に紹介するのは「八村塁二世」とも言われるスーパールーキーだ。
ウインターカップで連覇を目指す王者・福岡大学附属大濠高校の1年生・白谷柱誠ジャック(しらたに チュソン ジャック)選手。
中央アフリカ共和国出身の父と日本人の母を持つ白谷選手は194センチの長身を生かしたダンクシュートやダブルクラッチ、3ポイントシュートなどすべての技術が超高校級であることから「八村塁二世」とも言われ、日本を代表するトップ選手たちも大絶賛する逸材だ。
比江島選手(写真左)富樫選手(写真真ん中)渡邊選手(写真右) 比江島慎 選手(35・宇都宮ブレックス)「すごくない?」 渡邊雄太 選手(31・千葉ジェッツ)
「すごい」 富樫勇樹 選手(32・千葉ジェッツ)
「15歳の渡邊雄太や八村塁とはレベルが違う」
そんな白谷選手には数々の規格外なエピソードがある。
小学校6年生ですでに身長が183センチもあり、周りの子どもたちとの身長差は一目瞭然!
足のサイズも31センチだったそう。
中学3年生で出場したJr.ウインターカップ準決勝で持ち前の得点能力が爆発する。
前半だけで25点を記録する大活躍をみせる。
しかし、後半に入ってもシュートが止まらない。
30点、40点を突破してさらに49、51、54点目をマークする。
なんと1人で1試合54点を記録し、規格外の得点能力を披露した。
さらに、NBAプレイヤー八村塁選手(27・ロサンゼルス・レイカーズ)が主催した特別キャンプに参加し、直接指導を受ける場面も…
八村塁選手から指導を受ける白谷柱誠ジャック選手 八村塁 選手「ボールを後ろに振りかぶり過ぎている、もっと前で打つ」 白谷柱誠ジャック 選手
「ああいうアドバイスを絶対忘れずに今後の練習でも生かしていきたい」
そして、キャンプのスペシャルマッチに出場した白谷選手は、八村選手も思わず大興奮の豪快なダンクシュートを魅せ、白谷選手はMVPに選ばれた。
日本代表やNBAプレイヤーから大絶賛されたスーパールーキーがどんな衝撃を与えてくれるか大注目だ。
対戦相手もお手上げ? 名門を牽引する“双子の司令塔”
続いて紹介するのは、2023年大会の覇者でもある名門・福岡第一でチームを牽引する双子の宮本聡(みやもと そう)選手(3年)と宮本耀(みやもと よう)選手(3年)。
福岡第一の宮本聡選手(写真左)と宮本耀選手(写真右)試合では、息ぴったりな電光石火のパス交換で相手ディフェンスを翻弄する。
身長も共に168センチでシルエットもそっくり!
これにはライバル校・福岡大学附属大濠の選手やヘッドコーチもお手上げだ。
片峯聡太ヘッドコーチ(福岡大学附属大濠) 榎木璃旺 選手(福岡大学附属大濠3年)「33番の宮本聡につくんですけど、そっちついたと思ったら耀だった」 片峯聡太 ヘッドコーチ
「本当は聡の守り方と耀の守り方で分けたい、でも僕がわかんないんです、お手上げかなー」
何もかもがそっくりな2人の見分け方を本人達に聞いてみた。
宮本聡選手と宮本耀選手の見分け方 宮本聡 選手「一目でわかるのはアゴにほくろがあるんですけど…」
ポイントはアゴのほくろのみ…プレー中に見分けるのはあまりにも難しすぎる。
福岡第一の2年ぶりの優勝は宮本ツインズの活躍にかかっている!
広告 好きな日本語は「ヤバい」 高校二冠を狙う最強留学生好きな日本語は「ヤバい」 高校二冠を狙う最強留学生
4人目に紹介するのは、夏のインターハイ王者・鳥取城北高校の留学生ハロルド・アズカ選手(3年生)。
ナイジェリア出身の身長200センチのアズカ選手の好きな日本語は…
「ヤバい、ヤバいが一番、どんな時でも使うからヤバいが好き」
そんなアズカ選手は、もちろんプレーもヤバい!
強烈なブロックでシュートを阻み、豪快なダンクシュートでシュートで得点を奪う。
2024年大会では惜しくも決勝で敗れ、初優勝を目指す戦いとなるウインターカップへの意気込みは…
ハロルド・アズカ選手「ヤバい活躍する!ヤバい活躍します!!」
創部3年目のチームをインターハイ準優勝に導いた点取り屋
最後はドイツ人の父を持つ、日本航空北海道の庵原有紗(いはら ありさ)選手(3年生)。
180センチの長身を生かした力強いプレーに加え、決定率の高いミドルシュートを武器としている。
18歳以下の日本代表でも活躍する世代屈指のスコアラーが高校最後の冬に挑む。
「ラストのウインターカップで日本一を獲れるように頑張ります」
日本で一番熱い冬がまもなく始まる
高校3年生にとっては、仲間と共に挑む最後の舞台となるウインターカップ。
しかしこの大会は、高校バスケの集大成であると同時に新たな未来へのスタートでもある。
この大会をきっかけに、日本代表、さらにはNBAの舞台へと羽ばたいていく選手が現れるかもしれない。
NBAで活躍する八村塁選手をはじめ、2023年ワールドカップ、2024年パリオリンピックで躍動した渡邊雄太選手や河村勇輝選手ら多くの日本代表選手が、この「ウインターカップ」から羽ばたいていった。
別れと始まりが交差する日本で一番熱い冬がまもなく始まる。
「高校バスケ 日本で一番熱い冬〜SoftBank ウインターカップ直前SP〜」
2025年12月14日放送分より
https://tver.jp/episodes/epz6foe8vw
※TVerで視聴可能 【放送予定】
■男子決勝
12月29日 (月) 午後1時 ※テレビ朝日系列にて生中継
■女子決勝
12月28日 (日) 午後0時 ※BS朝日にて生中継
■熱冬!高校バスケ デイリーハイライト ※一部地域除く
12/23(火)〜29(月)放送 【テレ朝バスケHP】
https://www.tv-asahi.co.jp/basketball/wintercup/2025/
【テレ朝スポーツYouTube】
https://www.youtube.com/@tvasahi_sports 広告
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